氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

もう、来なくてけっこうです

金曜日の午後七時に来店した若い女性2名のファースト・オーダーは烏龍茶とカルピスだった。居酒屋だとて全員が全員、飲酒をするわけではない。烏龍茶とカルピスのオーダーを推奨することはしないが、だからといって特に咎めることもしない。4名掛けのテー…

こんなの注文した覚えがねぇよ!

仕事から帰宅するとポストの上口が開き配達物が頭を覗かせている。どうやらポスト内が飽和状態で収納しきれなくなっている様子だ。時刻は深夜12時を周り既に日付も変わってしまった。てゆーか、なんでこの時刻になっても郵便物が放置されてるの? それは我…

密です、密です!(死語?)

スポーツの秋、ということで、次女が通う中学でも体育祭が開催された。小学校と違い中学校は平日開催が常みたいだ。中学生ともなれば我が子見たさで集まる保護者も少なかろう、という思惑が絡んでのことかどうかはわからないが、どちらにせよ小学校の運動会…

日の出を拝みに

眞子さんは健気だよね。自分も当初はマスコミの情報を照らし合わせた上で大反対をしていたんだよな。そんなにいっこく堂がいいのか?キミに相応しい男性はここにちゃんといるじゃないか。どこ見てんだよってね。まぁ、未だ彼女の見る目が正しいのかどうかは…

夜明けのプチ大都会でのファンタジーな出来事

JR岐阜駅前がアメリカのニューヨークだとしたら、長良川を挟み北西に位置する我が家辺りはさしずめロス・アンジェルスと言えるだろうか。川北の威厳を保つには十分な人口と近未来的な家々が建ち並んでいる。まぁ、中にはタイムスリップしたかの様な家も無き…

ヤマダデンキ的マインドコントロール戦略の罠&スイーティーな午後のひととき

PC画面を凝視しながらあんな事やこんな事をネット上でサーフィンしていたら、ふいにスマホの着信音がなる。見覚えが無い電話番号だったが、数字から携帯番号でないのはわかる。「0120」と携帯番号は相手がわからなければ出ない様にしているが、固定電話から…

焼き芋が美味い「はっぴぃまるけ」な好日

「マルシェ」といえば、おフランスに於ける市場のことを表す言葉だが、一方、ここ岐阜には「まるけ」という言葉が存在する。例えとして「泥まるけ」とか「ほこりまるけ」などがある。かつて、とは言っても数十年前の話になるが、男性に絶大な人気を誇った「…

プレミアムな段ボール

「親父、大きい段ボール無い?」 いつからだろう?普通に親父と呼び呼ばれる様になったのは。小学生の頃はまた「お父さん」だった筈だ。「パパ」とは絶対に呼ばせなかった。自分を「パパ」と呼ばせると、もう片方を「ママ」と呼ぶことが当然というか普通にな…

「ぼかぁね、純な喫茶店のことを純喫茶だと思っているんだよ。いいだろ?」by加山雄三風

♪いらかのなぁみぃ~とぉ~、ふふふふふんふんふん~♪ 純粋で純朴かつ純情な僕ちゃんには純喫茶がお似合い。ってことで、職場からほど近い、昭和の香りがぷんぷんと色濃く残る「純喫茶 甍(いらか)」に行ってみた。けしてここに行くことが目的ではなく、朝…

「今現在、『げんじつ』が見られます」の奇跡

市場の帰り、車を運転しながらラジオから流れるニュースを聴いていた。さほど気に留めるニュースは無かったが、気象予報のコーナーで気象予報士の口から「げんじつ」という言葉が飛び出た。内容は 「今現在、『げんじつ』が見られます」 だった。 日本語とし…

父、娘を連れて「産婦人科」へ行く

「あのねぇ、今日、用事ある?」 用事があるかと不躾に訊かれてもあるに決まってるじゃん。 「仕事があるけど」 「そんなことはわかっとる。午前中の話」 マジ、ムカつくんですけど。いつもの事だけど言いたいことがあったら要件から先に言えよ! 「なんなん…

冬瓜はかく語りき

早朝、市場外の八百屋で買い物をする。老夫婦が営む八百屋だ。店舗というよりは掘っ立て小屋に近い。かなりの年季が入っている。こことはかれこれ20年以上の付き合いになるが、当時60代だったご夫婦も今ではすっかり後期高齢者の仲間入りだ。未だに商売…

「中国料理 桔梗園」の「煮込み焼きそば」と謎の「グルクル」

岐阜市には年収2,000万円以上の人しか行ってはいけない「桔梗園」という名の焼肉屋があるが、同じ屋号なのに所在地が長良川の北にあるというだけで年収300万円以下が大勢集う中華料理屋がある。「中国料理 桔梗園」だ。非常に目立たない裏通りにあるにも関わ…

ハピバ!アンコ16歳

10月も半ばとなり、今更だがやっと秋らしい一日を過ごすことが出来た。個人的には秋、それも晩秋と呼ばれる頃の気候が一番好きだ。なんだったら1年中、晩秋でもいい。ただ「常春」と呼ばれる地域はコロンビアやエクアドル辺りにあるみたいだが、残念なが…

キミはリアルにガーフィールドを見たことがあるか?

懇意にしている置屋のマダムが生誕◯◯周年をお迎えになられたということで、不躾ではございましたが市場からの帰宅途中にご自宅に寄り、お祝いの品をお渡しして参りました。まだ早朝だというのに快く謁見を賜りつつがなくお渡しすることが出来ました。今後と…

秋ならではの不思議発見やー!

稲刈りのシーズンになると少しだけ切り取られた稲が畦や道に横たわっている光景をよく見るよね。 お前みたいに田舎住まいじゃないから知らねーよだって。まぁ、確かにそうかも知れない。でも良い機会だから一緒に考えてみようじゃないか。例えばこれがなにか…

当店だけの味「中華風焼そば」を8分で食す

ファストフード店でもなければ多くの店は午後2時でランチタイムが終了するかと思う。では2時までに飛び込めば良いかといえば、どうやらそういうことでは無いらしい。2時でシャットアウトするからそれまでに召し上がって頂きたいという店も中にはある様だ…

「燃え尽きたぜ…真っ白にな…」

一話完結と思いきや、意図せずとも二日間に及ぶ長編ミステリーとなってしまった「生ガトーショコラ」事件。LAWSONの新商品「カスタードを味わうパイ」を食べた際に手についた血のりをペロペロと舐め尽くすと帰宅の途についた。言い忘れたが昨日の話は全て市…

「生ガトーショコラ」を訪ねて三千里

以前にも言ったがもう一度、言おう。自分がコンビニを利用する目的はトイレを拝借するかコンビニATMを利用するかのどちらかだ。此度はお札が皆無となり心細かった財布の中身に福沢諭吉の精神を注入するため、どこでも良かったのだがたまたま目の前に登場した…

フルーツなモーニングサービスでトロピカリーな朝

何か思うところがあったのか、それとも二十歳を自覚してのことなのか、数日前からせっせせっせと部屋の掃除を始めた宅の坊主だったが、誕生日を前にしてその完成形がやっとお披露目されるに至った。 いわゆるゴミの山だったデスクがすっきりと綺麗に整頓され…

体毛の必要性を考える

床屋へ行ってきた。なんかしょっちゅう床屋に行っているイメージがあるが、言っておくが行っただけでなく髪の毛をも切ってきた。それに前回は9月の13日だったから約1ヶ月ぶりだ。一定の周期かとは思う。 日曜日は混むのがわかっているので、8時半の開店…

飯島直子は元気だろうか?

いくら休業を余儀なくされたとしても、さすがに50日は休み過ぎた。久しぶりの現場仕事に身体どころか頭までもがついていかない。「あれはどこへやった?これはどうやるんだっけ?」と様々な記憶を振り絞りながらの作業は通常の倍疲れる。無意識のうちに動…

迷わず行けよ 行けばわかるさ

まだ稲刈り前の田んぼに見事な隙間を発見した。隙間フェチにとり捨て置け無い光景だ。暫し我を忘れ呆然と見入ってしまった。 は…、挟まれたひ。実際に挟まれたらチクチクしそう。然しながら充実や充足感をもたらすものは全てにおいて生とは真反対の危険が伴…

あなたのラッキーナンバーは?

長かった休業も明け穏やかに日常が始まった。久しぶりの早朝出勤だ。このひと月の間に随分と夜明けが遅くなった。ただ来たるべくこの日の為に毎日4時には起床していたので身体の方はしっかりと準備が出来ている。さて、夜空のグラデーションを楽しみながら…

サンポールじゃないよ「サンパール」だよ

某大学のペヤング大好きペヤング教授から、我が母校に行ってきたと写真付きでメッセージが送られてきた。何の用事なのかはわからない。ペヤング並みに女子高生大好きという噂も耳にしたことがないので、恐らくそれとは違う用事があったのだろう。かつては名…

「利益度外視、赤字覚悟でお届けします」

ダウン症という障害をもって生まれた長女とそれを助ける次女を交えた子育てと遊び、趣味のランニングやその日にあった諸々のことなどを紹介するブログです。

考えたくないが葦にもなりたくない

「人間は考える葦である」は哲学者パスカルの言葉だが、意味は「人間は葦の様に弱いものだけど考えることが出来る」という意味だ。ところが現代社会には考えもなくただ頑丈なだけの人間だって腐るほど存在する。それに考えることが出来るということがさも凄…

今日から「山男ブロガー」になります(大嘘)

最近、「登山ブログをお書きになっているんですね」などとよく言われる。そうか。ならば調子に乗ってそっち系に移行するのも悪くはないな。質実剛健、且つ品行方正な内容ばかりでは飽きが来るというものだ。多少は登山というエロティシズムをも兼ね備えた内…

「冷しぶっかけきしめん」に冷遇された話

朝っぱらから派手なエグゾーストノートを撒き散らし黄色のスイフトスポーツが自宅の車庫から出ていった。土曜日は仕事が休みの筈なのにいったい何処へ行くつもりだろう。まぁいい。何処へ行こうがまるで興味をそそられることはない。それに冷蔵庫の管理人不…

「なんで山?」息子、裏山初登頂

「オレさ、ずーっとこのまま家におるのもあかんと思うんやて」 と坊主がポツリとつぶやいた。 いよいよ、自立に向けて気持ちが傾きだしたか? 「でさ、もし山に行くなら連れてってくれへん?」 「え?どゆこと?」 「や、有給中にずーっと家にいても何のため…