氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

夜明けのプチ大都会でのファンタジーな出来事

JR岐阜駅前がアメリカのニューヨークだとしたら、長良川を挟み北西に位置する我が家辺りはさしずめロス・アンジェルスと言えるだろうか。川北の威厳を保つには十分な人口と近未来的な家々が建ち並んでいる。まぁ、中にはタイムスリップしたかの様な家も無きにしもあらず。今日はこの大都会について少々、語ろうではあるまいか。

 

大都会だって?見渡す限り田んぼと柿畑しかねぇじゃねぇか。

 

ち、ちょっと待てぇい!聞き捨てならん。確かに田んぼもあるし柿畑も沢山ある。この季節になるとどこの誰が持ってきたのか玄関先に嫌味なくらい大量な柿が置いてあったりもする。で、我が家だけでは消費しきれないものだから、他所様へおすそ分けしようと持っていくと、

「あらぁ~、私のところにもいっぱいあるのよ。少し貰ってくれない?」

なんてことになったりもする。つまりこの時季に柿を持っていくと嫌がらせにもなりかねないのだ。これを蟻地獄ならぬ柿地獄と呼ぶ。

 

で、そんなことはどうでもよく、確かに田んぼに柿畑は多いけど、道なりにあるけば1km圏内にファミリーマートだってあるし、クスリのアオキだってあるんだもん。それに「スーパー三心」なんてローカリーなスーパーだってあるんだもん(泣)

 

あ、そうそう。何年か先には高速道路のインターチェンジも出来るんだぜ。これだけは川南の連中には真似出来ねぇだろう。ははは、勝った。

 

そんな大都会であるにも関わらず、昨朝5時に市場へ行こうと自宅を出ると何やら四足をパタパタと動かし横切るものがいる。暗闇でも黄金色に輝く毛並みが目立つ。

 

「ありゃ、こんな住宅街にも出やがった」

 

キツネだ。

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夜行性なので夜中に活動することは珍しくもない。頻繁に見られるようになったのはここ2~3年の内だろうか?ただ、場所は川原であったり山の中であったり人気(ひとけ、と読む。にんき、ではないので念の為)のない田園であったりと人が住まう場所で目撃したことはただの一度もない。

 

大都会と自然とのギャップに朝から萌え萌えに燃えたのだった。で、その燃えついでに勢い余って豊洲から直行のカナダ産天然本マグロを買ってしまった。見てよ、この「進撃の巨人」に出てくる顔面がえぐれた巨人の様な風貌を。

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天然だけに上品な脂のノリがたまりま船場太郎だよ。

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しかしカナダで水揚げされたものを生で持って来ちゃうだなんて日本の商社ってのはホント、凄いよね。

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