氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いい知れぬ絶望感

翌日の午前中、ひとり転送先の病院を訪ねた。赤ん坊はNICU(Neonatal Intensive Care Unit)、要するに新生児集中治療室に収められているという。別室で白衣に着替え、イソジンの様な茶色に紫色を足したような液体で両の手を消毒してから入室しなければなら…

『さんぷる工房』での攻防@郡上八幡

娘達の3年越しの夢を叶える為に郡上八幡へと向かった。かつてスキーを嗜んでいた頃には遠く感じられた彼の地ではあったが、今や高速道路の登場で降り口さえ間違えなければ「あ────────────────っ!」と言う間に着いてしまう。醤油を借りにも行けるお隣の様に…

ネガティブにハマってしまった@パルケエスパーニャ・志摩スペイン村

ネガティブキャンペーンが功を奏し来場者数が増えたと噂のテーマパークへ行ってきた。そう、中部圏にお住まいの方ならば25年ほど前に一度は耳にしたことがあるであろう、おとなり三重県にある『パルケエスパーニャ』だ。横文字アレルギャーの為に日本語で補…

ふぐで釣る

業界人が言うところの「ぐーふー」を食味して来た。庶民からすれば「ふぐ」と明記した方がピンと来るだろうか?とはいえ、自分にしても専門店で頂くのは約3年ぶりとなる。普段から「ふぐ」だ、「回らない寿司」だ、「料亭」だのと通い慣れた人ならば、いく…

死して心に残す

この世に生を受ければ当然のことながら死をも覚悟せねばならない。いや、自分のことを言っているわけじゃないからね、勘違いしない様に。せめてあと50年くらいは生きるつもりだから。 父方の祖母は104歳まで生き、時の総理大臣、小泉某より表彰状をもらって…

障害宣告

翌日、家内と二人で院を訪れた。実は長男が生まれる前に死産を二回経験している。一度目は妊娠と気づかずトイレで産み落とし、二度目は妊娠にこぎ着けたものの子宮の中で息絶えてしまった。二度目などは堕胎手術の日程が、自らが店長を勤める店舗の開店日と…

ソルティ・ランナー@美濃太田駅

生まれて初めて美濃太田の駅に降り立った。いや、この場合、電車に乗ってきたわけではないので降り立つではおかしい。降りる、の反対が登るだと登り立つ?そんなアホな。乗り物だから乗るが正解だろう。仕切り直す。 生まれて初めて美濃太田の駅から電車に乗…

サンセットプール@糸貫川

朝夕はそれと気付かされることが多くなったが、空気そのものの物理的状況も気温や湿度に数値として表れる様になってきた。だからといってインドカレーが甘くなるわけではない。 比較的近所にあるインドカレー屋で親ひとり、子3三人でランチをとったのだが、…

避けては通れぬ健康への道

この年齢になると『健康』の2文字が意識しないまでも脳裏をかすめる。ドラッグストアに寄ると目的とは別にサプリメントの棚の前に、それも無意識の内にいつの間にかいたりすることが最近よくある。健康に留意しているといえば聞こえが良いが、何のことはない…

出産当日

長男の出産は夜も更けた頃で、当時は飲食店の店長として従事する手前、店を抜け出すことも出来ず対面を果たしたのは翌日の朝だったが、長女の場合は夕方に差し掛かるもののまだ明るいうちの出来事だったので、幸か不幸かその場に居合わすことが出来た。 幸か…

最終、且つ最強奥義

今年の春から習い出した合気道もかれこれ4ヶ月となる。我が家の次女の話だ。「格闘技がやりたい」と唐突に言い出したのを受け、きっと父親に倣ってのことだろうと理由は聞かず教えてやることにした。「おれも引退したとはいえ、曲りなりにも格闘技をかじっ…

プロローグ

誰かに訊かれることがあるならば普通に答えはするものの、わざわざ自分から言い出す必要がないとは思いつつ、何かしら皆様のお役に立てればそれなりにこのブログの価値もあるのかな?などとおこがましくも思ったわけです。 我が家の長女は「ダウン症」を患っ…

頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)・お経ではない。

ここ最近、左手の麻痺が止まらない。まるで麻酔をかけたかの様に皮膚の表面にボーッとした感覚が宿っている。中々、言葉で表現することは難しいが、例えば「もう、あなたっていぢわる~」などと言われながら雨宮塔子辺りに手の甲をギュッとつねられたとする…

盆明けが超狙い目@サンビーチ日光川

愛知県には『名古屋のワイキキビーチ』と呼ばれるリゾート地がある。オマケにそれが塩水ではなく、真水というから驚きだ。わざわざ人工プールに海水を引き入れるぼったくりテーマパークのそれとはわけが違う。ねとつかずお肌にも優しいのは淡水ならではだ。 …

好物な「不謹慎」

「ふきんしん」と言おうとして「ふしんきん」と言ってしまったことはないですか?僕はあります。台風の後はその散らかり具合が妙に気になりワクワク感を募らせるふしんきん、もとい不謹慎なゲス野郎が岐阜市には最低10人、もっと的を絞れば玉宮界隈に1人はい…

台風対策・先ずは窓を閉めること

帰宅すると家の窓ガラスがダンボール紙で覆われていた。おそらく、というか確実に台風対策だと思われるのだが、以前NGを言い渡したのにも関わらず、また同じことが為されていた。 「家の内側に貼ってどーすんの?物は外から飛んでくるんだから外に貼らなきゃ…

もはや公用語でいいじゃない日本語@ツルシ名鉄岐阜駅前店

お盆の一日くらいは羽目外しちゃろかと昼酒に興じてみた。当初は岐阜駅構内でもと歩を進め、「サイゼリヤ」か「昭和食堂」を目指そうと考えていたのだが、道中「ビールセット690円」と書かれた看板が目に入った。場所は新岐阜、店名は「ツルシ」。インド料理…

ワラーチ@車両通行止め長良川左岸

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としたのが「山の日」であり、それが8月の11日であることは多くの国民が周知していることだろう。でなければ国民の祝日になどなろうはずもない。また、その日が日曜日に当てはまることになると翌…

夏の思い出作り@新高山市(シンタカヤマシ)と道の駅行脚

我が家のルーツは高山市にある。厳密にいえば旧大野郡宮村なので、昨今のナウい言い方を借りるならば「新高山市」ともいえよう。「ニイタカヤマ」ではない。「シンタカヤマ」だ。古い世代にはいちいち説明が必要だから面倒くさい。 ここ最近は東西を問わず大…

雲上のひと時@伊吹山山頂といえども暑い

ただでさえ少ない休みにも関わらず、人手不足も伴って早朝に限らず夜も出勤を余儀なくされている今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。恐怖のお盆はもう、直ぐそこまで迫っています。 休みが少なかろうが何だろうがまだ年端もいかない子ども達にとって…