オープンにむけての最終日・その後
地元新聞社に取材されましたー!
ユーチューブも見てね。
とりあえず生きてます(爆)
ご心配をおかけ致しまして大変申し訳ございません。
してねぇってか。ははは、命の母A。
現状報告は記事下部にて。今すぐスクロールするのじゃ。
本投稿はリライトにてお届け致しております。
持つべき者は友だよね。うん、たぶん友。揃いも揃ったトリオthe熟女だけど。
開店祝いにと店名が入った前掛けと女性用のエプロンが本人たちの手によって届けられた。その上、1人の熟女は自らの娘を人身御供として開店祝いにと差し上げると言うではないか。取り敢えずオープニングメンバーが1人増えてちょっと安心。
申し遅れましたが店名は「飯・酒場 コマメヤ」です。
自分こまめな性格と、我が家の愛娘、あん子とあづ紀の2人の小豆(こまめ)といつか一緒に仕事が出来たらいいなという思いを込めて。
いよいよ明日のオープンに向けてラストスパートになりました。正直、既に息切れしている感も否めないけど、なんとか生きながらえて開店を迎えたいものですね。
しかし、この1週間の間にニトリやダイソー、ホームセンターバローにアミカにカネスエに三心にと何度、通ったことだろう。もう、マジでどこでもドアが欲しいよ〜
※コメントお返しできなかったらごめんなさい。絶対に目は通します。
ご無沙汰いたしております。
私は変わらずアホほど元気です。
おかげ様で店の方も軌道にのり忙しく過ごさせていただいておりますが、
が、体重は7㎏も減り望んでもいないダイエットとなりました。
ただ、口コミもアホほど高評価をいただいておりますこと、恐縮の行ったり来たりでございます。
もしお近くにお寄りの際はぜひ一度、覗いてみてください。
覗くとは言っても本当に覗くだけではダメだお。
ちゃんと金持って来いよ~
あ、Instagramのフォローもお願いしますm(__)m
https://www.instagram.com/kuro_no_.komameya/
YouTubeでご紹介も頂きました。
リアルな「さるぼぼ」もどうぞ。
ワッポンで騒動
ポスター貼りに使うため、ダイソーで「ワッポン」を買ってきてと依頼された嫁、セルフレジに緊張し過ぎたのか、肝心の「ワッポン」を置いて帰ってきてしまったらしい。そこでダイソーに電話を入れる。
「すみません。ワッポンの忘れ物はありませんでしたか?ワッポン!ワッポン!!」
どうやら先方が「ワッポン」の存在を知らなかったか、その名を聞き取れ無かったのかは知らないが、受話器に向かってエキサイトしていた。
2分ほど後、「所在が確認出来ました」との朗報。たかが100円、されど100円。わざわざ車で15分も離れた場所まで「ワッポン」を取りに行く手間は惜しまれるところだが、支払いを済ませた以上、そのままというわけにはいかないだろう。しかし、「ワッポン」を買いに行って「ワッポン」を忘れるという離れ業が使えるのは世界広しといえ、我が家の嫁だけかも知れない。
「あれ、おかしい!ワッポンを買った時に1万円を使ったのに5千円札がない!なんで?どこやった?」
「そんなん、知らんよ。何にしても損失補填は自分の財布からよろしく」
いわゆる店の金だからにしてその辺りはシビアにやらせていただく。
ぶつぶつと言いながらもダイソーへ「ワッポン」を取りに行った。が、帰宅した時は、ね?何故か上機嫌。
「あのね、スタッフに5千円が足りなかったんですけど、と尋ねてみたら、「当店のセルフレジは全て千円札で釣り銭が出ます」だって」
「で、ちゃんと金額は合ってたのか?」
「うん」
開店早々から色々とドタバタしています。
そろそろ市場での仕入れも始動するよ。
久しぶりに市場に顔を出した。お盆の真っ最中に休場日であることを忘れて訪ねてしまったので厳密にいえば五日ぶりだ。仲買のスタッフもお客の顔ぶれも相変わらずで久しぶりの再会を抱き合って喜びあった(あくまでもイメージです)。
特に買うものも無かったのだが、ではなぜ赴いたかといえば、
「月曜日からそこそこ仕入れるからね。中途半端なものをお薦めするんじゃないよ」
と圧を掛けるつもりだった。まぁ、長年通い詰めた仲買なので、その辺りは言わずもがなの覚悟が出来ていたようだ。
「任せてください!」
よぉし。お手並み拝見といこうじゃないか。でも安くなくちゃダメだお。
その足で八百屋に寄る。此方こそ特に買うものも無かったのだが、前職でお世話になっていたからには蔑ろには出来ぬ。ところが挨拶に赴いたものの、社長は愛人と雲隠れしたらしく姿が見当たらなかった。仕方がないので一番、やる気のなさそうな仲買スタッフから「ニンニク」だけを仕入れ帰路につく。
場外でも長年お世話になっていた老夫婦が営む八百屋に寄ってみる。枝豆のシーズンには農家直の良質で見事な鞘の枝豆が手に入ることから、初夏からこのシーズンにかけてよく利用したものだ。挨拶がてら自分用に枝豆を買っていこう
と見るとシャッターが閉まっていた。
ひょっとしたらひょっとして…。お向かいにある同じく場外で営んでいる八百屋に尋ねてみた。
「お向かいの尾藤さんはひょっとしてやめられたのですか?」
「あぁ、やめたね。まだ元気やけどね、あかんゎ。もう、車の運転が出来んで」
「あぁ、そういうことか」
まだ存命であることを聞いてちょっと安心した。
確かに見ていて不安がある運転技術だったことはその通りだ。年齢も既に80後半に差し掛かっていたことだろう。会話がずれて成り立たないことも多くあった。挨拶が出来ず残念だったが、いつまでもお元気でいて頂きたいと切に願った。
職人技を見た!
仕込みをしながらクロス職人の仕事ぶりに目を奪われていた。
「おはようございま~す」
ときっかり午前9時にやって来ると即座に仕事を始める。
「あれ?今日は一人なんですか?」
前回は二人がかりでやっていたからだ。
「えぇ、これくらいは一人仕事ですよ」
そうなんだ。
そうこうしていると、あん子がわざわざ手伝いに来てくれたので肉の仕分けの仕事をお願いする。
「これ、1kgずつ測って袋に入れてくれる?」
「うん、わかったー」
いいねぇ。実にいい。娘と一緒に働くことが出来るだなんて最高じゃないですか。但し、今日はお手伝いだからお給料はなしね。おい、ケチくさいことを言うなよ。うん、でもちゃんと仕事として働いてくれるようになったら時給2,000円で雇ってあげるから。
その間にもクロス張りは延々と続く。
ポン酢を仕込み焼肉のタレを仕込み「どて煮」の仕込みを始めた頃になり、やっと本番のクロス張りが始まる。今までは壁の寸法に合わせた裁断の作業だったようだ。
それまでは近代アートを施したかのようだった壁の接着剤が、次から次へとクロスで覆われていく。
1mmの気泡も入れずキチンキチンと張り合わせるだけでなく、どこが切れ目なのかも全く見えないわからない職人技に思わず息を呑み見とれていた。
いかん、手が止まっている。そろそろ「豚の角煮」があがるころだ。
「さーせん。終わりました」
え?まだ12時だよ。
「もう、終わったんですか?まだ3時間しか経ってない」
「いや、この程度だったらこんなもんすよ。他所の現場がありますから失礼します」
お見送りついでに
「何年くらいやったらこれだけ早く出来るんですか?」
風貌から想像するにどう見ても30代だ。
「ま、う〜ん、今でちょうど20年ですけど、そこまで年季はいらないっすね。ただ、長いことやっていると仕事は必然的に早くなります」
同級生でも高卒でペンキ職人や同じくクロス職人になった連中もいるが、やはり同じレベルの仕事が出来るのだろうか。なににしても、これでやっと壁が出来てピリッと締まって見えるようになった。が、写真を撮り忘れた。てへぺろ。
米びつでこの俺様を篭絡させるつもりか?
以前の同僚がうどん居酒屋を立ち上げたので陣中見舞いと訪ねたら、偶然にも前職の時に散々、世話をしてやった米屋がそこにいた。
「あ、どうも、ご無沙汰しております。元気ですか?」
「見てわからんのか?」
「あ~ははは、お元気そうで何よりです」
そこからは自分の店の話になった。
「お米、どうされます?」
「あぁ、それほど使う事もないだろうから、そこらのスーパーで買ってくるよ」
「そんなこと言わずにお願いしますよ」
「まぁ、そうだな。だったら一度店に顔を出せ」
と、具体的な日付のアポもないままその場でわかれた。
そして昨日のこと。ホームセンターで必要な備品の買い出しをする為に入店しようとしたら電話が鳴った。件の米屋からだ。
「あと30分ほどで着きますがいらっしゃいますか?」
ここからは心の声だ。
「いらっしゃいますか?じゃねぇだろ。俺は午前中からいつ来るのか、今来るのかと首を長くして待ってたんだぞ。せめて午前中に電話をよこして『何時ごろご都合がよろしいでしょうか?』と尋ねて来たらどうなんだ?」
実際は
「今からホームセンターで買い物だから40分後くらいかな?」
「じゃ、先に行って待ってます」
店に到着したら既に営業用ハイエースが止まっていた。
「で?何の用事?」
「いやいやいや、米をお持ちしたんですよ」
「俺、買うなんて言ってねぇじゃん」
「そんなこと言わずに。米櫃もこうしてお持ちいたしましたから」
「お前、米櫃で買収するのか?」
よほどキリンビールは50万円のサーバー、お前のところはたかが米櫃ひとつかよ、と言ってやろうかと思ったが、健気にも新品の米櫃を担いで来たので許してやることにした。
「これからも末永くよろしくお願いします」
「だったら、店がつぶれねぇように沢山、金を落としていけよ。日曜日、待ってるからな」
「あ、日曜日は定休日ですので」
「だから来いって言ってんじゃねぇか。誰も営業に来いなんて言ってねぇよ」
「あ~、はい。そうですね。行きます、行きます」
絶対に来ねぇぞ、こいつ。
なんか凄いサーバーらしい
キリンビールのサーバーが付いた。ところが設置前日にキリンビールの担当者から電話が入る。
「すみません。立ち会うつもりだったのですが、ちょっと風邪をひいたらしく体調不良でして。その日は別の担当者を行かせます」
「そうか。仕方がないな。じゃ、お大事に」
無理をさせてはいけないと思い寛大な措置をとってやった。
そして翌日から彼を知る人、全てに対し、
「どうやら流行り病にかかったらしいぞ」
と思いっきり言いふらしてやった。マジで。
お盆が明け、ご挨拶がてら伺いたいと連絡があったので、本当は嫌だったがそうも言っていられないので応諾した。
「どう、体調は?」
「はい、もう万全です」
「まわりにはコロナに罹患したと言いふらしてやったけれど、本当のところはどうなんだ?包み隠さずに言え」
「いや、本当に風邪です。その後、盆休みに突入したので長らく顔が見られなかっただけです」
「ふふん、そういうことにしておいてやろう」
面白かったのでもっと引っ張ってやろうかとも思ったが、やることがいっぱいあったのでそれまでにしておいた。
「ところで、現物協賛も期待しているからよろしく」
つまり、生ビールの樽などをタダで寄越せとおねだりしてみるわけだ。
「いや、まぁ、はい、そうですね。でも、このサーバーにはかなり掛かっているんですよ」
「そうなの?」
「普通のサーバーとは違いますんで」
と指を五本突き立てる。
「えっ?5円?そりゃ、たけぇ!」
「ちゃいますって。普通のサーバーだったら11くらいで買えるんですよ」
「11円。そりゃまた安いな」
というわけで、かなりレアなサーバーなのだ。
左のコックからはビール。右のコックからはハイボールが出てくる。そしてレバーを巧みに操作するとウィスキーの原液だけが出てきたり、ソーダ水のみが出てくる仕組みだ。すなわちあらゆるアルコールのソーダ割りが楽しめる。チューハイには便利だね。
「それはそれ、これはこれだから。そこんとこ夜露死苦!」
手っ取り早く借金を返すには、先ずは使わないことと心得る。出すものは舌でも惜しむ商人魂を遺憾なく発揮したいと思う。