ワッポンで騒動
ポスター貼りに使うため、ダイソーで「ワッポン」を買ってきてと依頼された嫁、セルフレジに緊張し過ぎたのか、肝心の「ワッポン」を置いて帰ってきてしまったらしい。そこでダイソーに電話を入れる。
「すみません。ワッポンの忘れ物はありませんでしたか?ワッポン!ワッポン!!」
どうやら先方が「ワッポン」の存在を知らなかったか、その名を聞き取れ無かったのかは知らないが、受話器に向かってエキサイトしていた。
2分ほど後、「所在が確認出来ました」との朗報。たかが100円、されど100円。わざわざ車で15分も離れた場所まで「ワッポン」を取りに行く手間は惜しまれるところだが、支払いを済ませた以上、そのままというわけにはいかないだろう。しかし、「ワッポン」を買いに行って「ワッポン」を忘れるという離れ業が使えるのは世界広しといえ、我が家の嫁だけかも知れない。
「あれ、おかしい!ワッポンを買った時に1万円を使ったのに5千円札がない!なんで?どこやった?」
「そんなん、知らんよ。何にしても損失補填は自分の財布からよろしく」
いわゆる店の金だからにしてその辺りはシビアにやらせていただく。
ぶつぶつと言いながらもダイソーへ「ワッポン」を取りに行った。が、帰宅した時は、ね?何故か上機嫌。
「あのね、スタッフに5千円が足りなかったんですけど、と尋ねてみたら、「当店のセルフレジは全て千円札で釣り銭が出ます」だって」
「で、ちゃんと金額は合ってたのか?」
「うん」
開店早々から色々とドタバタしています。