氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

飯島直子は元気だろうか?

いくら休業を余儀なくされたとしても、さすがに50日は休み過ぎた。久しぶりの現場仕事に身体どころか頭までもがついていかない。「あれはどこへやった?これはどうやるんだっけ?」と様々な記憶を振り絞りながらの作業は通常の倍疲れる。無意識のうちに動くことが出来るレベルにまで早急に身体を戻さねば。そうは言っても努力だけではなんともし難いこともある。

 

長いこと使っていなかったからだろうか。プリンターのブラッキーがお陀仏になった。印刷しようにも文字が全て赤色になってしまう。ノズルの目詰まりが原因かと考え何度もヘッドクリーニングを試みたが、一向に元に戻る気配がない。

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どうやらそろそろ潮時の様だね。実はこんな時のために予備としてもう1台、ホワイティーがとってあるんだよね。双方ともメーカーはキヤノンだ。

 

飯島直子エプソンのCMをやっている頃は圧倒的にエプソン派だった。あの声で「エプソン!」と言われたら当時の男は皆「エプソンしか要らん」と思ったことだろう。ところがあろうことかチューブと結婚しやがった。その日から今に至るまでずーっとキヤノンだ。因みに「ヤ」は大文字なので念の為。1文字ずつしっかりと発音すること。

 

意気揚々とセッティング完了。ではプリントスターティン♫

 

あれ、あれれ。今度は赤色どころか無色透明だ。何も印字されない。こんなんじゃ読めねぇよ!ホワイティー…、お前もか。ダブルでチーン。ダブチンだ。

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どうすんだよ!ブラッキー、お前のために買ったトナーが腐るほど余ってんだよ!

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ホワイティー、お前もお前だ!代役にもなにもなりゃしない。もう、こりゃ新しくプリンターを買うしかないのだろうか。

 

気がついたら自分は「ヤマダ電機」にいた。余りに余ったトナーから対応機種を選別し、その機種が果たしてここにあるかどうかを確かめに来たのだ。あったあった、ありました。機種からトナーを割り出し購入したことは多々あれど、トナーから機種を割り出し購入するのは始めてた。

 

「お気に召すものがありましたか?」

女性店員がすり寄ってきたので、

「これ、いくらになりますか?」

と16,500円と書かれた札を指差す。

 

「ごめんなさい。これはそれ以上、値引き出来ません。それに此方の商品は2ヶ月待ちとなっております」

「えっ!2ヶ月?だって、今日、欲しいんだもん。なんでそんなに?」

「世界的な半導体不足です。作りたくても出来ないんです」

「マジか…」

 

同じ機種をYahoo!楽天市場Amazonにて最安値で検索するも、全て2~2.5ヶ月待ちとなっている。そしていずれも16,500円以上の値がついており、直ぐに手に入るものは更にその3倍価格が表示されていた。

 

四方八方手は尽くした。もう打つ手はない。仕方がないので自宅に戻り自前のプリンターを職場に持ち込むことにした。

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自宅では普通に使えていたので問題はなかろう。職場のPCにドライバをインストール。準備は出来た。いざ!って、真っ黒やんけ!カラーで作った原稿なのに赤も黄色も青もぜぇ~んぶ真っ黒やんけ!仕事の本番を前にして爆死した。

 

何かに呪われているのだろうか?

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