氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

日の出を拝みに

眞子さんは健気だよね。自分も当初はマスコミの情報を照らし合わせた上で大反対をしていたんだよな。そんなにいっこく堂がいいのか?キミに相応しい男性はここにちゃんといるじゃないか。どこ見てんだよってね。まぁ、未だ彼女の見る目が正しいのかどうかはわからないけれど、彼女の健気さと一途さに免じてこれからは全力で応援してあげることにした。ただし応援するのは彼女だけだ。嫌になったらいつでもここに戻って来ていいんだよ。家族や社会的立場をなげうってでもキミの為に尽くすよ。キミは僕のお日様だ。

 

毎日、日の上がる前から仕事をしているのだが、まともな日の出というものを見たことがない。たいてい、その時刻には市場内の建物の中に入ってしまっているからだ。昨朝の日の出は午前5時59分と気象庁から情報を入手した。しからば市場も休場日ということで、ランニングがてら拝みに行きましょう、そうしましょうと走りに出た。夜も遅くまで働いているのに我ながらタフだよねぇ。とはいえ、積み重なった疲労感と倦怠感を拭い去ることは既に不可能となっている。というわけで、以前にも言ったが競技ランナーは潔く引退し、今は物見遊山なファンランナーに徹している。

 

さて、絶景をものにするビューポイントはどこじゃいな?と考えること0.3秒。高速道路の建築現場など如何でしょう?と一路目的地に向かい走り出す。ただ単に建造物が見たいという気持ちもある。子どもの頃からそうだったが、物が作り出される光景が好きだ。それが大きければ大きい方がいい。今にして進む道を間違えたなと思うことが多々あるのだが、職業というものはやってみないと向き不向きがわからない。客観性を持って自分を分析することは不可能だが、人には今の仕事が天職だとはよく言われる。まぁ、そんなことはどうでもいい。

 

広く高速道路の建造物が見渡せる場所に到着すると、時刻はちょうど5時59分。日の出の時刻だ。とうの昔に東の空は明るく輝いている。ところで何をして日の出と呼ばれるか知っているだろうか?要するに日の出の定義だ。えーっ!わかんないの?仕方がねぇなぁ。じゃ、しょーがねーから教えてやるよ。太陽が頭を出したまさにその瞬間を日の出っていうんだな。太陽の姿が全て見えてしまったのは日の出とは呼ばない。またひとつタダで賢くなったね、キミ達。

 

暫し足を止め、城ヶ峰の向こう、百々ヶ峰から登る朝日を拝みながら手を合わせる。

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そしておもむろに東の空に向かい叫んでみた。

 

「眞子ーっ!」

民間人になってしまうと今まで乗り越えられなかった垣根が取っ払われて色々な意味で気軽になるよね。一先ず、目的は果たすとその後は目的もなく引き続き朝のジョギングを楽しむ。

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しかし思いの外、北風が強く冷たい。手袋を持たずに出たので両の手が痛くて痛くて千切れそうだった。絶対に千切れへんけど。

 

最後に「スーパー三心」と「ファミリーマート」と「クスリのアオキ」が網羅できる川北いちの大都会な写真を添えてお別れとさせて頂こう。

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おまけ

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