氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

死して心に残す

この世に生を受ければ当然のことながら死をも覚悟せねばならない。いや、自分のことを言っているわけじゃないからね、勘違いしない様に。せめてあと50年くらいは生きるつもりだから。

父方の祖母は104歳まで生き、時の総理大臣、小泉某より表彰状をもらっていた。今生きていたら120歳くらいになっていただろうか?どうせならばギネスを目指して欲しかった。

ただ長生きをするのも良いことばかりではない。彼女には長男である自分の父親を含め3人の息子がいたが、3人が3人とも母親よりも先に鬼籍に入ってしまった。自らよりも後に生まれたものが先に逝ってしまうことほど哀しく悲惨なことはないだろう。子を授かると特にそう思うようになった。

ペットもまた然り。長く暮らせば家族同様に死は哀しみの対象となる。

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名も知らぬ猫

以前、ランニングの途中に通りがかった葬儀屋の窓から、愛くるしく顔を覗かしていた名も知らぬ猫だったが、先日、同じく通りがかった際にふとその窓に目をやると、そこにあったのは額縁に収められた猫の写真だった。飼い主が葬儀屋だけに、恐らく手厚く葬られたことだろう。

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在りし日の猫