氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

サンセットプール@糸貫川

朝夕はそれと気付かされることが多くなったが、空気そのものの物理的状況も気温や湿度に数値として表れる様になってきた。だからといってインドカレーが甘くなるわけではない。

比較的近所にあるインドカレー屋で親ひとり、子3三人でランチをとったのだが、多少涼しくなったことにどこかのバカ親が調子にのり、1番辛いカレーを注文してしまったことに端を発し物語は始まる。

カレーは確かに美味かった。似たようなインドカレー屋は多々あるが、自分的には5本の指が入る、もとい5本の指に入る美味さだと思う。が、そもそもインドカレー屋を5軒も知らぬ。というかそんなことはどーでもいいんです。店を出る頃には頭から顔から、胸から腹から、後ろから前からどうぞ♡、違う!ま、ともかく全身からくまなく汗が諏訪湖の間欠泉の様に吹き出し、まるでプールにでも入った様になってしまった。

「そうだプール、行こう」
というわけで、夏の名残を色濃く残すこれまたご近所にある「糸貫川プール」へと車を走らせた。遅いランチだったので、入場したのはもはや3時にも差し掛かろうといった時刻だったが、今夏最後とばかりに集まった親子連れで芋洗い真っ只中だった(写真は敢えて人が映らない様に配慮した)

f:id:Croquis009:20190826144613j:plain

一度プールに浸かれば全身の汗は瞬く間に雲散霧消したが、逆にその頃になると西から吹く風が冷たく感じ始める。水に濡れたラッシュガードを身にまとっているならば尚更だ。ヤングギャルのお相手もそこそこに暖を取るためプールサイドで突っ伏していたらいつの間にか爆睡してしまった。次女が監視員の目を盗み機転の効いたナイスショットを残してくれた。

f:id:Croquis009:20190826144647j:plain

てっきり営業時刻は17時までだとばかり思っていたら、17時の時点で「10分間の休憩に入ります」とのアナウンス。どうやら18時までの営業時間らしい。公営にしては貪欲を通り越してなかなかのサービス精神だ。ただ、さすがにその頃となればバタフライで好きなだけ泳いでも周りに迷惑をかけないほどに閑散とし始める。自分もまた帰り支度を整えようとしたところに娘達がやってきて
「お客さん(お父さん)、延長でよろしいですか?」
「えっ?マジで?マジでマジ?マジ山マジ男?」

それからはひたすら寒さを堪えるのに必死だった。サンセットビーチはバリ島で経験したことがあるが、日本、それも地元でサンセットプールを経験したのは初めての出来事だった。撮影禁止のプールゆえ記念に残せなかったのが至極残念だ。