パフェにまつわる与太話
たまには経済まわし過ぎたろうかと思い、午後のデザートはわざわざ&はるばる大型ショッピングモール内にある『サンマルクカフェ』まで出向いたった。片道15分もあれば到達する距離にある施設なのに、駐車場に車をとめてからが長かった。どこにあるんだ?と施設内を徘徊すること凡そ20分。やっとこさ見つけることが出来た。
この冒頭の「たまには」という言葉には奥深いものがある。じゃ、いつもならばどうしているんだ?といった疑問がふつふつとわいて来るよね?ね?
回答しよう。ほら、バロー都通店とかバロー領下店とかバロー本巣店とか西友西改田店にはイートインコーナーというものがあるじゃないですかぁ。え?知らない?バローそのものを知らない?ま、中にはそういう方も見えるでしょう。だとしても話の進行上、一切合切、無視して進めさせて頂く。
そういったイートインコーナーで、しけた中年男性とピチピチの娘二人が然程の会話もなくアイスクリームを食べているシーンに遭遇したらそれは自分達家族だと思ってくれればけっこうです。自身、その様なスリーショットを見かけたことは唯の一度もない、故に信ぴょう性のある光景だということがわかるよね。
厳密にはイートインコーナーを使うと消費税率が10%掛かることになる。スーパーによってはそのように掲示してあり、ちゃんと申告をせよ、とも書いてあったりする。が、未だかつて10%を取られたことも咎められたこともない。もう、いい加減にくだらない施策はご破算にしたらどうなんだ。
で、命からがらたどり着いた『サンマルクカフェ』で親子水入らずの至福の時を過ごしたのであった。
「なにこれ、マジ馬!この間のところと全然違う!」
次女が興奮気に語る。『〇〇イ〇〇』で彼女たちにとって人生初となる「パフェ」を食べたことは57歳未満ならばまだ記憶も新ただろう。
「あぁ、『〇ョ〇〇〇』のことな」
「そう、その『〇〇〇フ〇』。あそこゲロ不味やったもん」
「そこまでは酷くなかっただろ」
「不味いは言い過ぎかも知れんけど、でも『〇〇〇〇ル』の方が高かったわりには、って感じ?」
確かにバニラやチョコレートなどの基本となるアイスクリームがそこらにある業務用として売られている大容量のアイスクリームと、悪い意味で遜色ない味わいではあった。
それにしても随分と手厳しい。女性ならではの辛辣な寸評は早くもこの頃から培われるのだろうか。とはいえ自分にしても今のところ『ジ〇〇〇〇』には行く気が起こらないけどね。早急にすみやかにとっとと全面禁煙にするならば今一度考え直してあげないこともないからそっちもちったぁ考えなさい。