高コスパなかき氷@バロー高富店・「おやつ処 味とも」
スイーツの話となれば度々登場するのがバローの中でも高富店のみでイートインコーナーを営んでいるいる「おやつ処 味とも」だ。おやつ処とはいえお好み焼きなども置いてあるので軽く食事を摂ることも出来る。その他にはみたらし団子に鯛焼きなどもメニューにラインナップされている。が、しかし、我々が目的とするものは毎回、必ずこれに決まっている。
そう、かき氷だ。
なにせここはかき氷のコスパが抜群にいい。コスパが良いといえばスガキヤのかき氷もその代表だが、大きく違うのはその食感だ。スガキヤがガリガリ君ならばこちらはフワフワちゃんだ。その分、削るのにも時間が掛かるが待つのもまた楽しみのひとつだろう。
「すみません。よろしいですか?えぇ~っとかき氷の…」
「えっ!かき氷っ?!」
「あぁ、はい。出来ますか?」
歳の頃ならば自分と同年代。如何にも明るく気さくな雰囲気の女性だ。それに見た目もまぁまぁ小綺麗と来ている。娘たちさえいなければ…、あ、いや何でも無い。
「私ね~、今日ここ初めてなのよ。で、レジ打ちも初めてならばかき氷の値段もわからへんのやて」
完全なるタメ口でめっちゃフランク、フランキー、フランキストだ。そう言いながら客席側に書かれているかき氷の価格を確認しにカウンターから出て来た。
「あかん、覚えれん。お兄さん、先に勘定するから教えてくれる?」
ということで、「レモン+アイスクリーム」350円、「いちごミルク+アイスクリーム」400円、「紅茶ミルク+あんこ」400円を紙に書きながら教えてあげた。
「多分、作れると思うけどそこで見とって教えてくれる?」
と娘たちに話しかけていた。
「えぇと、こんなもんでいいかな?はい、ごめんね~お待たせしました」
「あ、アイス忘れてます」
「あぁ、そやったそやった」
と、こんな時間差はあるがなんとか3種類が出揃った。
多少、いつもよりも量が少なく感じられはするが、初めてとしたならば及第点といったところか。
「ごちそうさまでした」
「ごめんね~、迷惑かけて」
「いえいえ、迷惑だなんてとんでもない。美味しかったです」
「今度はしっかりと作り方、聞いておくね」
「はい、また来ます」
といい、その場を離れたが、マスクを席に置いたままにしたあったことに気が付き取りに戻ると、
「お兄さん、お兄さん」
と先ほどの女性店員が自分のことを呼ぶ。
「はい?」
「これね、迷惑かけたで私からサービス」
手にはパックに入ったみたらし団子が3本入っている。
「いや、かえって申し訳ないです」
「いいから、いいから。でもね、貰ったってこと言ったらいかんよ。皆にあげなあかん様になってまうでね、ははは」
「わかりました。ありがたく頂戴しておきます」
といった、聞くも涙、語るも涙な物語は以上をもちまして終わりとさせて頂きます。ありがとう、女性の店員さん。でもごめん、言っちゃった~テヘペロ~