氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

いくら太らせてもオレは美味くないぞ

「血液型はO型です。身体もO型です」

と自己紹介する熟女からお菓子を頂戴した。自分の甘党が広く伝播した証だろうか?国の内外を問わず熟女がお菓子を持って現れる。

 

なんでも花園ラグビー場に思いを馳せ作られたお菓子だそうで、その名も「花ラグ饅頭」という。

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花園ラグビー場での高校ラグビー選手権?の期間中を限定として低価格で売られるらしい。それに便乗して手に入れたかどうかは知らないが、とにかくくれる物ならば何でもと頂いておいた。

 

包装を破ると中からラグビーボールを模した饅頭が出てきた。

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血液型や見た目だけでなく饅頭までO型とは中々、凝っているじゃないか。センスいいぞ。中身はうぐいす餡を使用している。

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なんでもラグビー場の芝生を表現しているのだとか。味は見た目ほどワイルドでもなく、優しく淡い味わいだった。

 

一方、日を同じくして、此方は才色兼備を誇る熟女からは「きんつば」を頂戴した。3色入った豪華キャスト揃い踏みといった内容だ。

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「年始に頂いたのですが、ワタシきんつばを一箱しか食べられなくて、もう一箱まるっと残っておりまして…あとで持っていきます」
と予め連絡を頂いた。あれ?ちょっと違う?まぁ、そんな内容だったかと思う。なににせよ実に得難いお方じゃないか。

 

自分は血液は緑色でも唾は金色だ。その名の通り自分の為だけにあるお菓子が「きんつば」というわけだ。ご期待に答えてパカッと割ってみる。

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おぉ~っ!なんという美しさ。見たことはないが日本一美しいと言われている丸亀城の石垣もきっとこの見た目には適わないだろう。オマケに食べても美味い。

 

極めつけは例のアレだ。おやつ爺いがまたおやつを持ってやってきた。

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「これ、高いんだぞ」

と3度程繰り返し聞かされる。京都は尾張屋の「そば饅頭」だ。勝手に持ってきたくせに恩着せがましいにも程がある。なんでもこの近くでは名古屋の松坂屋でしか手に入らない物だとか。なんか以前にも貰ったことがあったかと記憶しているが、味わい等はすっかりと忘れてしまった。さて、食べようと常備しているカバンの中身を覗いてみたが姿が見えない。入れたつもりがどうやら職場に忘れてきてしまった様だ。よってレビューらしいレビューも書けないが、なにはともあれ、皆様ありがとうございました。

 

オレを太らせてどうするの?

 

さて、年末年始、ほぼ休みもなく突っ走って来ましたが、明日からは仕事も4連休。そのついでにネット関係もお休み宣言。気が向いたら顔出すね。

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正しい腰の振り方

1人が好きと言い切る彼は最近、常連となった客だ。毎週、金曜日になるとふらりと現れる。身長が高くカウンターに座っていると両隣に比べ頭ひとつ抜けており、加えて年齢が若く1人で来ているという事が目立つのか、よく隣に絡まれる。ただ、絡まれる事も満更では無さそうなので、1人が好きと言いながらも本当の目的はそこにあるのかも知れない。

 

先日も隣に居合わせた、同じく1人で来店した熟女に絡まれていた。彼女は自分とも旧知の仲であり、知り合った先は当時、柳ヶ瀬にあったクラブだ。クラブとはいえホステスがいるナイトクラブではなく、ダンスを楽しむ「ブ」にアクセントを置いた方のクラブだ。

 

「先日の方はお元気ですか?」

「先日の方って、ああ、オレの友達の?」

「はい、隣に座られた女性です」

「女性というか熟女ね」

「はい、その熟女です」

「なに、気になるの?」

「いえ、いい感じの人だったなと思い」

「ちょっと、彼女は人妻だよ」

「いや、わかってますけど、なんかさっぱりした感じの人で」

「確かにさっぱりはしてるね。でもさ、彼女の趣味を聞いたらドン引きするかも知れないよ」

「なんすか、それ?」

「もう、アレが大好きでさ、四六時中と言ってもいいくらい腰振ってんだよ」

「腰…ですか?」

「そう、付き合わされる方もたまったもんじゃ無いよね」

「ごめんなさい。僕はまだそういうのはよくわかんなくて」

「だろうね。それほど経験があるには見えないし。ま、でも次回、彼女に会うことがあったら伝えておいてあげるよ」

「あくまでも性格の話ですからね」

 

面白かったから誤解をさせたままにしておいた。踊ることと海老が好きな彼女はフリチャチャやベリーダンスの名手だ。SNSにもダンスシーンを動画付きでアップしたりしている。ゆえに年がら年中、腰を振っているイメージがある。もう、腰振りクイーンと呼んでも過言は無かろう。

 

一方、彼の趣味は石を集めることだとか。その彼女と出会った時もその日に購入した石を嬉しそうにお披露目していた。

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「購入したって事は、『買った』って事?」

当たり前の事だがつい聞きたくなる。

「はい」

「それで幾らくらいするの、それ」

「50,000円です」

「マジで⁉︎」

「はい」

人に様々な趣味がある事を否定はしないが、1人が好きと言い切る彼は必然的に自分を1人に追いやっている気がしてならない。次代を担う若者がこんな事では勿体ない。少子化を憂うだけでなく、正しい腰の振り方を教えてあげる事も政治家の責務ではなかろうか。

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その生姜焼きって、衣を付ける前の豚カツ用のロース肉だよね?の@「とんかつ寛太」

豊洲市場で行われたマグロの初競りは、毎年の恒例となったご祝儀相場ともいえる価格で青森は大間の本マグロが競り落とされたとニュースになった。その1番マグロを食べる為にマグロを競り落とした会社が運営する回転寿司店には開店の3時間前から行列が出来たってよ。なんでも赤身と中トロ2貫が1,040円で提供されたらしい。

 

アホだねぇ。競り落とす方もアホだが並ぶ客もどんだけアホなの?って話だね。どうせろくに咀嚼もせず口に含んだ瞬間に「おいしー♡」なんてほざいたことだろう。まぁ、漁師が潤うのは誠に結構なことだが、1番マグロが2番になったところで大して味に変わりなどないし、それを見抜けるほど舌が肥えた人間など地球上で海原雄山くらいしかいないだろう。安く買って安く還元された方が喜ぶ消費者は大いに決まっている。

 

と、のっけから持論を展開したところで、1月5日の初競りはそれなりに買い物が多い。なにせ市場が長期休暇で仕入れが出来なかったわけだから店の冷蔵庫もすっからかんだ。必然的に仕事も増えるとなれば早出が余儀なくされる。ならば仕事前に食事をちゃちゃっと済ませよう。というわけでいつもより数段、早めに自宅を出た。

 

前日4日は行く先々で片っ端から振られまくり結局、デイリーヤマザキでのやけくそランチだったが、さすがに5日となれば開店しているところは多かろう。ただ、その日の自分は「中華そば」だった。いや、自分が「中華そば」だったわけではなく、「中華そば」の口になっていたって事だから念の為。

 

通勤途中にあり中華そばが食べられる店といえばあそこ、「ラーメンはやしや」だ。

fish-on-ice.hatenablog.jp

一緒にお好み焼きも食べてしまおう。因みに「はやしや」でググると「ラーメンはやしや」と出てくるが、店外にも店内にもどこをどれだけ探しても「ラーメン」の文字はひとつも見当たらない。

 

が、しかし!行ってはみたけれどやってねぇじゃん!正月休みが長いのか、はたまたたまたま休みだったのかは知らないが、またもや昼食難民となってしまった。不貞腐れる「まぁいいや、どこでも」と思いながら車を走らせていると、右手側にとんかつ屋を発見。狭い駐車場に無理矢理、車をねじ込む。「とんかつ寛太」は初めて聞く店名だ。

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駐車場が狭い割には意外と客の数は多い。そして空いている全てのテーブルに先程まで客がいたのだろう、空になったお膳がそのまま置かれていた。仕方なくその場に立ち尽くしていたのだが、いつになっても店のスタッフが登場しないので歩をすすめ厨房の中を覗き込み、

「すみません。1人ですがいいですか?」

と尋ねたところでやっと存在に気がついてもらえた。夫婦2人だけで切り盛りしているのか、随分と忙しそうだ。

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サービスランチは730円と930円の2種類。随分とお値打ちな印象だ。

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せっかくだからと930円のミックスランチ(しょうが焼き+チキンカツ)を注文した。提供時間にある程度の覚悟をしてはいたのだが、思ったよりも提供スピードが早かったのには驚いたが、それよりもオンテーブルされたお膳を見て恐れおののくほどに驚愕してしまった。

 

「なんじゃ、このボリュームは!」

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豚コマを炒めた生姜焼きを想像していたのだが、厚めにスライスされたロース肉がペロンと2枚横たわっている。これって絶対に衣を付ける前の豚カツ用だよね?切られていないしナイフ・フォークも添えられていないところを見ると、どうやらかぶりつくしか無さそうだ。

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チキンカツの下にはスパサラも隠されていた。

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もはや拷問ともいえる量だ。食い切ることが出来るのだろうか?

 

まぁ、食べ物を残すことが嫌いな性分なので、例え命を落とす様なことになろうともお残しなどあり得ない。見事、完食してやった。

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しかし、偶然だが中々良い店を発見してしまったな。「娘と行く店」リストにアップしておきたいと思う。

 

で、アホな自分はせっかく早く出てきたのに忘れ物をしてまた自宅に引き返したという…(涙)

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「梅園」と名乗る意味不明なあんぱん

元日から父親である自分を放っておいて嫁の実家に寄生していた娘たちを迎えに行った。もちろん、彼女たちの母親に頼まれてのことだ。自分が送っていったのならば自分で迎えに行ったらどうなんだ。それも自分に年賀の挨拶すらなしに送って行きやがった。というわけで新年を迎えるもまだ娘たちの顔を見ていなかった。

 

時刻は昼飯時だったので、迎えに行った帰りに共に済ませばちょうど良いと考えていた。実家へ向け車を走らせていると携帯が鳴った。嫁の実家からだ。電話の相手は次女だった。

 

「ねぇ、今日何時ごろ迎えに来る?」

「今、向かってる最中」

「あ、でもこれからご飯だからゆっくり来てもいいよ」

「えっ?飯食ってんの?迎えに行ってから一緒に行こうと思ってたけど」

「そうなんや?でもいいよ。1人で食べてこやぁ」

それならそうと早く言えよ。実は午前中のトレランで参加者に弁当が支給される予定だったのだが、弁当の配達時刻にまで居られないという理由で断ってしまったという経緯がある。

 

既に自宅を出てしまっているので必然的に外食となる。ただ、新年最初の外食だ。そこらのチェーン店では面白くない。そこで検索に任せるまま現在地に最寄りの店をあたってみることにした。

 

ところがだ、あっちこっち丁稚とジャンルを問わず大衆食堂だのとんかつ屋だのうどん屋だのと色々とあたってはみたのだが、行く先々で「5日から」の張り紙ばかりでとことん、門前払いを食らわされる。自分が食いたいのは飯であって門前払いじゃねぇよ!

 

まー、あかん。まー、めんどくさい。まー、ここでえーわ。結局自分が選んだ先は拘りのコンビニと自分だけが呼ぶ「デイリーヤマザキ」だ。最近のマイ・フェイバリットコンビニだ。

 

店内に入ると正面から突き当りが焼き立てパンのコーナーだ。そこにひときわ目立つ「売上ナンバー1」の札が立っており、ご丁寧にパックに入れられたパンが陳列されていた。あんぱんらしい。また札には「贅沢なあんぱんホイップ」とも書かれている。

 

『梅園』ってなんだ?

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なんだかわからないけど、一番人気というのならば買わずばなるまい。それだけでは腹の足しにならぬと「贅沢海老かつサンド」とコーヒーも合わせて購入。イートインコーナーが閉鎖されていたので、致し方なく車の中でのランチと相成った。

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あんぱんをパッカーン!

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おぉ~、ネーミング通りに贅沢っぽいあんとホイップがふんだんに詰まっている。ま、味は正直、想像した通りだったけどね。えびカツサンドも以下同文。

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そんなことよりも、それにしても「梅園」が気になってこのままでは夜も8時間しか寝られない。そこで「梅園」をキーワードに「あんぱん」でググってみると、えっ?!

 

なんと「デイリーヤマザキ岐阜梅園店」とヒットするじゃないの。てことはなんだ?要するに梅園店オリジナルのあんぱんだから「梅園」の刻印がしてあるってこと?直接、尋ねたわけではないので真相は闇の中だが、それが推測通りだとしたならば中々やるな、デイリーヤマザキ

 

あ、そうそう。デイリーヤマザキは今、PayPayにてクーポン配信中。けっこう返ってくるよん。

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新春トレイルランニング

昨年はコロナ野郎のせいで開催が見送られた百々ヶ峰を舞台に道なき道を駆け抜けるアホの祭典「2022 たずさえの森 DODO NEW YEARS TRAIL」が昨1月4日に開催された。因みに岐阜市で一番高い山だ。

 

今年は老若男女トータル約70名ほど?が時間別に参加し、登山道が若干の雪で覆われるという最高のコンディションの中、奇声をあげながら約20kmの距離を駆けずり回った。最年少はなんと!小学校の3年生だと。いいですか?20kmですよ。それも山の中を。

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3が日の間、ダラダラとこたつに入って食っちゃ寝していた脂肪の塊な諸君。見習ったらどうなんだ?

 

因みに前回の大会では同じく小学生の女児に急登で軽くオーバーテイクされるという、苦い経験を自分はしている。

 

で、さも今大会において優秀な成績を収めたかのような語り口から始まったこの物語だが、今回、自分は参加しておりません(爆)

 

だって深夜まで働いて朝は暗いうちにはもう自宅を出ている自分ですよ。練習をするにもその時間が取れないし、何よりもやにわに訪れた神経痛があまりにも痛くてとてもじゃないけど走れないのよ。それは山とて同じ。トレイルランというだけあってあくまでも走るのがメインなだけに、如何にアスファルトの様に硬くはない登山道であろうが上下に動けば振動するのは同じこと。故に今回は見送らさせていただきました。

 

ただ、スローに登山を楽しむ程度ならばいけるんちゃう?と考えて、レースにこそ参加はしなかったものの1人山頂を目指してヒーヒーフーと登った次第でありんす。

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降ったりやんだりの小雨とはいえ、冒頭でも触れた様に悪条件こそトレイラーにとっては最高のコンディションとなる。それを楽しむことが出来るのが彼らなのだ。だって、みんな変態ばかりなんだもん。でなけりゃ、1歩間違えば大惨事にも繋がりかねない、ゴツゴツとした岩場を目に見えぬ速さで駆け下りていくなんて出来ないもん。一瞬の判断と視力の良さが問われる競技だ。因みに白内障の自分は一歩一歩踏みしめながら「よいしょ」と言いながら下りていく。

 

山頂アタックまであと標高数十メートルというところにまで到達した。でもなんかちょっと物足りない。登りきっちゃうと普通、もう一度登りたくなるよね?誰もが考えることだと思う。よし、じゃせっかく登った山だけど下りちゃえ、というわけで、登り口と反対方面に一度、下山してから再アタックに挑むこととした。

 

ところがですね、再アタックは良いものの、中腹あたりから小雨がみぞれになり、それが山頂に近づくにつれ雪へと変わるだろ~♪じゃねぇよ。だろ、じゃなくて変わっちまったんだよ。それも強風を交えて横殴りの雪だ。危ねぇ、危ねぇ、マジ遭難するかと思った。選んだルートがね、岩場登りの山頂までの直登ルートだったのよ。スリリングで面白いコースだけど、雪の日は選ぶべきじゃないね。

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結果、雪や雨にまみれて全身、ぬれぬれにはなってしまったものの、とても楽しいトレイルだった。来年こそは万全を期して挑みたいと思う、自分もまた変態なのかも知れないというか変態だね。

 

おまけ

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お節がないからカレーうどん

かつてランニング仲間だったこともある、通称「おしゃべりメガネ」くんから年賀状が届いた。それ以前にLINEを経由して新年の挨拶が届いたばかりだというのにだ。

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まったく律儀な奴だぜ。以前は同じ職場で働いたこともある彼だが、今では独立し一国一城の主として包丁をふるっている。

 

彼のおしゃべりは恐らく両親から受け継がれたものだろう。父母揃って喋りだしたら止まらないマシンガントーカーだ。たまに道端でばったり顔を合わせようものなら覚悟せねばならない。人生のロスタイムが軽く10分は計上される。それだけ話題も豊富だと言い換えることも出来るだろう。

 

彼がまだ高校生の時に両親に伴われ自分が店長を務めていた店に来たことがあった。その晩は満席状態で厨房の中もかなりバタついている。最後の一卓を埋めたのが彼らだった。要するにそこにいるお客の中で誰よりも最後の客というわけだ。

 

随分と料理の提供が遅れ迷惑をかけているお客が大勢いるなか、せっかちな彼の父親から

「おい、あれまだか?はよ出せよ」(けして高圧的ではなくあくまでも自然なもの言いで)

と料理の請求があった。オーダーを受けてから5分しか経っていない。

 

それを聞いた高校生の彼が

「なにを請求しとるんやて。今の状況みれば大変なのわかるやろ!そんなもん、簡単に出てくるわけねーやねーか」

と父親を叱りつけていたことが非常に印象深かった。それ程までに気ぃ使い~のその彼が、その後、料理人になろうとは知る由もない事は知る由もない。

 

気ぃ使い~ついでに年末にはお歳暮が届けられた。なぎょやが誇るあのスジャータを提供している「めいらく」の『鴨肉のカレーうどん』だ。

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袋にはなにやら恐ろしいことが書いてある。

 

スジャータをかけて二度おいしい」

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おまけに

かつおと昆布で仕上げたカレーソース」

とある。カレーソースってのは普通、多種多様な香辛料から仕上げるものだと思っていたのだが、へーへーへー!かつおと昆布でも出来るんだ?

 

ま、揚げ足を取りはこの辺にしておいてっと。では実食してみましょう。

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あらま。普通に美味しいじゃん。ま、この手のうどんを自宅でも他所でも食べる機会は滅多にないので、他と比べようがないのだが、この一品に関してのみ感想を述べるのならが確実に美味い。ただ言われるがままスジャータをかけてはみたものの、「二度おいしい」の実感は正直、得られなかった。

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コーヒーフレッシュを使う習慣が全く無いからかも知れない。

 

あいも変わらず寸評にもならない寸評だが、興味がある方は試してみるといい。しかし、何処にこんなのが売っているんだろ?

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孤独のグルメ「元日編」

元日の朝は家族全員が食卓につき、雑煮を前にして先ず父親たる自分が新年の挨拶に次ぎ抱負を語り、なおかつ訓示をたれ、それから初めて「いただきます」と箸を取るのが我が家の慣わしだ。それは例え自分が深夜に帰宅し、それが原因で寝坊をしようが変わること無く延々と、長きに渡り続くほぼほぼ風習とも呼べるものに進化しつつある事柄だ。

 

確実に年末の疲れと未だ癒えぬ神経痛の所為だろう。元日の朝は二度寝に次ぐ二度寝で起きた時には既に午前も9時を回っていた。二度寝に次ぐ二度寝って言葉として正しいのだろうか?まぁいい。ニュアンスとして感じ取って頂ければ幸いです。

 

寝間着代わりのスウェットパンツ越しにお尻をボリボリと掻きながら台所へ向かう。ん?いやに静かだな。普段ならばテレビの音が聞こえてくる居間からも物音一つしない。さては野郎ども(JCとJKとその母親)、昨晩は相当に夜ふかしをしてまだ寝てやがるな?新年早々にけしからん奴らだ!この俺様が叩き起こしてくれるゎ!

 

スターどっきり(秘)報告のレポーター並みの抜き足差し足忍び足で娘たちの寝室の戸をいきなり開け「わっ!」ってやったろっと。

 

ところがですよ、あーた。

実際に上記が如く戸を開けたのね。「わっ!」って驚かすにも娘らがいないのよ。同じく台所にはその母親の影もなし。つまり女性陣が3人とも雲散霧消化してしまっていた。ってこては、自分と坊主の男2人を残すのみか。

 

ったく由々しきことじゃないか。毎年の恒例行事をなんと心得る。とはいえ、坊主ひとりを前にして豊富や訓示をたれるのもアホらしいし、男ふたりで雑煮を食べるのも気持ちが悪い。今回はなかったことにして、また機会があれば説教も交え仕切り直しとすることにした。

 

坊主は坊主で11時も過ぎようというのに起きてくる気配もない。

「死んでんじゃねぇか?」

心配になり様子を見に行くことにした。

「おーい」

部屋の外から声をかけるも返事がない。致し方なく戸を開ける。

「おーい、生きてるか?」

 

えっ?いねぇじゃん。嘘。つまり自分を残して家族全員が消滅してしまっていた。ちょちょ、ちょっと待てぇい!どんな元日やねん!そして食卓には「食べてもいいよ」と添え書きがあり、コンビニの「のり弁」が置いてある。

 

2022年、最初の食事はファミマの「のり弁」、それも何故か漬物が飛び散ったものとなった。(黒豆付き)

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