氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

お節がないからカレーうどん

かつてランニング仲間だったこともある、通称「おしゃべりメガネ」くんから年賀状が届いた。それ以前にLINEを経由して新年の挨拶が届いたばかりだというのにだ。

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まったく律儀な奴だぜ。以前は同じ職場で働いたこともある彼だが、今では独立し一国一城の主として包丁をふるっている。

 

彼のおしゃべりは恐らく両親から受け継がれたものだろう。父母揃って喋りだしたら止まらないマシンガントーカーだ。たまに道端でばったり顔を合わせようものなら覚悟せねばならない。人生のロスタイムが軽く10分は計上される。それだけ話題も豊富だと言い換えることも出来るだろう。

 

彼がまだ高校生の時に両親に伴われ自分が店長を務めていた店に来たことがあった。その晩は満席状態で厨房の中もかなりバタついている。最後の一卓を埋めたのが彼らだった。要するにそこにいるお客の中で誰よりも最後の客というわけだ。

 

随分と料理の提供が遅れ迷惑をかけているお客が大勢いるなか、せっかちな彼の父親から

「おい、あれまだか?はよ出せよ」(けして高圧的ではなくあくまでも自然なもの言いで)

と料理の請求があった。オーダーを受けてから5分しか経っていない。

 

それを聞いた高校生の彼が

「なにを請求しとるんやて。今の状況みれば大変なのわかるやろ!そんなもん、簡単に出てくるわけねーやねーか」

と父親を叱りつけていたことが非常に印象深かった。それ程までに気ぃ使い~のその彼が、その後、料理人になろうとは知る由もない事は知る由もない。

 

気ぃ使い~ついでに年末にはお歳暮が届けられた。なぎょやが誇るあのスジャータを提供している「めいらく」の『鴨肉のカレーうどん』だ。

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袋にはなにやら恐ろしいことが書いてある。

 

スジャータをかけて二度おいしい」

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おまけに

かつおと昆布で仕上げたカレーソース」

とある。カレーソースってのは普通、多種多様な香辛料から仕上げるものだと思っていたのだが、へーへーへー!かつおと昆布でも出来るんだ?

 

ま、揚げ足を取りはこの辺にしておいてっと。では実食してみましょう。

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あらま。普通に美味しいじゃん。ま、この手のうどんを自宅でも他所でも食べる機会は滅多にないので、他と比べようがないのだが、この一品に関してのみ感想を述べるのならが確実に美味い。ただ言われるがままスジャータをかけてはみたものの、「二度おいしい」の実感は正直、得られなかった。

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コーヒーフレッシュを使う習慣が全く無いからかも知れない。

 

あいも変わらず寸評にもならない寸評だが、興味がある方は試してみるといい。しかし、何処にこんなのが売っているんだろ?

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