氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

【交通取締情報】書き入れ時は飲食のみに非ず

あ「うぅ~~~」とサイレンがひと声上げたかと思えば、職場の目の前にパトカーが止まった。時刻は午前8時30分を回った頃だ。

 

「あぁ、またかよ」

ひょいと表に顔を出すと、お向かいの駐車場にいつも車を止めているKさんと警察官がなにやらもめている。

 

「あ、ちょうどいいところに」

 

とこちらに気がついたKさん。

 

「この道って朝、通行禁止って知ってました?」

 

ここ最近、というかここのところ毎日だ。「うぅ~~~」のサイレンの後、誰かと警官がもめている。そのこともありその原因と理由は承知していた。

 

「はい、知ってました」

 

Kさんには申し訳ないが正直に申し上げておきました。午前7時~午前9時の間は歩行者専用道路になる。

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通勤目的の歩行者が多い時間帯だからと考えられるが、近隣に駐車場を借りている人々も概ね通勤に車を利用しているわけだ。そこで警官に向き直りひとこと、

 

「自分もそうだけど、ここを通らないと駐車場に入れられないし会社にも行けないよね。そういう人はどうしたらいいの?」

 

と訊くと、

 

「時間を守って頂くしかないですね。あとは通行許可を申請して頂くしかありません」

 

杓子定規だが警官の方もそう答えるしかないのだろう。


オフィス街とはいえこの地に住居を構えている人々もいるわけだ。彼らにとっては生活道路といってもおかしくはない。今まで普通に迎えに来ていた幼稚園バスや、デイケアのお迎えも現に入って来られなくなっている。もちろん交通法規だから守らねばならない義務は当然のこととしてあるのだが、近隣住民の嘆き節がここ最近大きくなって来ている。

 

警察と押し問答をしても仕方ない。こうと言ったらテコでも動かないのが警察だ。時間の無駄だとさっそく通行許可の申請書を出してきた。受理してはもらったが、許可証が出るのは来週水曜日18日になるという。

 

「ここって土曜日終日通行不可となってますよね?つまり明日(いわゆる本日)のことなんですが、駐車場に入れるときくらいは通ってもいいですよね?」

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「ダメです。明日は一切、車の乗り入れは出来ません」

 

「えっ?じゃ、どうすればいいの?」

 

「いや~、乗ってこないのがベストなんじゃないですか?」

 

「マジで?マジ山マジ雄?」

 

年末の、忘年会も恐らくピークになるだろう土曜日の飲食繁華街に、終日に於いて車が一切乗り付けられないとなると、飲食店を下支えする酒屋や食材業者が配達も出来なくなるということになる。

 

いわばインフラが麻痺した状態のまま営業に突入となればそのことひとつで店側もパニックに陥りかねない。規制緩和が最上の策だとは思うのだが、取り敢えず関係業者にだけは通行許可証を取得するよう、促しておこうと思う。

 

ライバル店の業者が全員捕まるなんてことにでもなれば、あわよくば自分のところだけがウハウハになっちゃったりして。

 

まぁ、何にしても「書き入れ時」は飲食だけではないということだ。注意しましょ。

 

と、そんな事、言ってたらこれだ〜

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あ〜怖っ!

 

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