氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「丸」vs「四角」vs「おじさん」が繰り広げる三つ巴の攻防

どうだい?見事なまでの「丸」と「四角」だよね。テキトーなことを言って謀(たばか)るのも何だから正直に言っちゃうと、これはクッキーとキャラメルだよ。

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嘘。パンです。

 

「四角くって食べやすい。気が利いてるよな」

「ビッグだよ! ペヤングソース焼そば」

「顔は四角でも味は丸いよ~」

 

は古えの『ペヤングソース焼きそば』のキャッチフレーズだが、正直この四角、ほぼ正六面体ゆえにどこから手をつければよいのか、そして僕は途方にくれた。要するに食べにくい。

 

余談だが『ペヤングソース焼きそば』は、元は『ペアでヤングなソース焼きそば』だったのが名を縮めてペヤングとなった。いちいち説明するまでのなく、その程度のことは常識として何方も知っていることだろうが一応。

 

因みにこの二つだが、歴とした名がある。「丸」が『クッキーチーズ』で「四角」が『ブリオッシュクリームパン』だ。『ブリオッシュ』といえば頭がぴょこんと飛び出たダルマの様な形のものが有名だが、語源はあちらの言葉で「捏ねる」を意味するらしく、形には基本こだわらないらしい。ただ、パンというよりどちらかといえばお菓子に分類されることの方が多いようだ。

 

かのマリーアントワネットが言い放った

「パンが食べられないのならお菓子を食べればよいのに」

の「お菓子」とはこのブリオッシュのことだと言われている。そもそもこの言葉すら迷信だが。

 

取り敢えず二つとも扱いにくいながら出来うる限りでいいから割ってみよう。

 

「ほぅら、大きく開いておじさんに見せてごらん♡」

 

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クッキーチーズ

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ブリオッシュクリームパン


残念ながらピンクではない

 

両者ともイエロー系はイエロー系だが、片や白に近いイエロー。こちらは『クッキーチーズ』の名が表すとおりチーズクリームが内包されており、『ブリオッシュ』の方はクリームパンを称すだけあってオーソドックスなカスタードクリームが内包されていた。

 

まぁ、共に美味いっちゃ美味かったけれど、クリーム系にクリーム系を重ねてしまったことは一生の不覚。形で選ぶ前にネーミングで想像が出来たんじゃないのか?ただ客が女性ばかりのパン屋で、たった一人のおじさんが束の間でも妄想させてもらうには十分すぎるくらい愛らしくも可愛いパンだった。彼女たち(パン)に感謝の意を捧げたい。

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