明け方に思う少子化対策
気温が一桁台に突入し、やっと秋の深まりが実感出来る様になってきた。ってゆーか、今週の金曜日には『立冬』が待ち受けている。暦の上とはいい、もう冬じゃん。冷え性な身には何かと堪える冬だが、けして嫌いではない。ルーツが高山市にあるからだろうか?雪を見ると犬が如くワクワクが止まらない。因みに好きな季節を順に辿ると、秋→冬→春→夏となる。好きな言葉は「冷夏」だ。
出勤しようと暗闇の中を手探りで玄関まで歩いていくと、嫁の寝室から灯り、というか閃光が点滅しつつ漏れていた。因みに自室から玄関まで約20mほどある。瞳孔が開いた目での20mはけっこうなスリルが味わえる。
テレビを点けっぱなしで寝てやがるな、と思いつつ、放っておこうかとも思ったのだが、光熱費には堅実な自分であるからそうもいかず、それならばたたき起こしてやろうかと思ったわけだ。
ドアをぐいんと開けて、「こらっ!」のひとことでも言ってやろうかと思ったのだが、「ぐいん」とドアを開けた音でどうやら目が覚めたらしい。
「おい、テレビ」
わざわざ「消せ」とか「点けっぱなしで寝るな」と言う必要もないだろう。名詞だけで事足りる。
「知っとるよ、見とった、見とった」
ありがちな反応とはいえ、お前はテツandトモか。
ひとむかし前ならば、深夜の時間帯はザーというノイズ音とともにザラザラの画面しか見られなかった。いつごろからかテレビ放映も24時間体制となり、「見てた」の言い訳も使えるようになったとはいえ、目を皿のようにしてビックリしたかの様な顔では言い訳も立たぬだろう。
ところで、たしか中学生の時だったか?クラスの女子に、深夜三時の某国営放送局を見てみ、とそそのかされたことがある。女子曰く
「上になったり下になったりもうすっごくやらしいのが見られるよ」
で、タイトルは
「砂の嵐」だと。
まんまと騙されましたがね。思春期の男子はそれほどまでに渇望していたのだ。
何度もいうが今回もいう。少子化を真剣に憂うのならインターネットを廃止しろ。二次元の世界で満足させてしまってはダメなのだ。草食男子を増やす根源がそこにあると自分は考える。
秋の夜長、というより既に明け方に近い時間だがどうでもよいことをつぶやいてみた。つぶやくならTwitterにしろよ。