氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

こんな歯医者があってもいいよね、な@岐阜市「こさいごう歯科」

忙しくなると歯医者にも中々行けなくなる。となれば当然、治療よりも大事なのはケアだ。ところが以前にも話題にしたことがあるが、前の職場の近くにあった歯科医はコロナの影響をまともに受け廃業。鞍替えし住居の近くにある歯科医に通うこととなったのだが、そこも4月で閉院してしまった。理由はわからないがやはりコロナの影響が大きかったかと思う。


そこで新しい歯科医を模索していたところ、長女が通う学校の近くで1軒ヒットした。そこならば長女を学校に送っていくついでに通うことが出来ると踏んだわけだ。ただ、既に世間様が盆~in the USA~♪で浮き足立っている13日に診てもらえるのだろうか?電話をしてみる。


「明日なんですが、診療はしていますか?」

「はい、やっておりますよ」

「9時から予約を取ることは出来ますか?」

「9時はもう予約が入っちゃってますね」

「逆に何時だったら大丈夫ですか?」

「12時半だったら取れます」

ということで12時半に予約を入れると、翌日となりさっそく診察を受けに伺った。


なんてシャレオツなエントランスの歯科医なんだ。

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門をくぐってから入り口を探しウロウロとしていると、窓越しに白衣の男性が「あっちあっち」と手で導いてくれた。

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入り口の戸を開ける。中も外観に負けぬオシャレな作りになっていた。

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信楽焼の水琴窟が如何にも涼し気な音を奏でている。

youtube.com


すると、右側の開き戸が横にすーっと開き、先程の白衣の男性に

「どうぞ、こちらに」

と手招きをされた。目の前はいきなり診察室だ。

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待合室は設けられていないの?


「どうぞおかけ下さい」

診察台に腰を下ろすと目の前には日本庭園が広がる。

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なんて素敵なロケーション。そして、それまでの経緯を順を追って話しをし、歯科医難民になっている旨を説明した。


この日は特別治療するところもなく、歯の掃除だけで終わったのだが、今後の治療方針について後に説明を受ける。といっても、ここをこうした方が良いと思うも急ぐ話ではないし、無理する話でもないからそれをどうするかはあなた次第。気になるのならば3ヶ月毎に掃除をするのもケアの観点からは良いですが、基本1年に1回でも足りますよ、といった内容だった。まったくガツガツしていない。


「私はセミリタイアしてここを開業したんです。母と一緒にいてあげたくてね。ここは母の家なんです。人も使っていませんので予約を受けなくては治療が出来ないんですが、年中無休で休憩時間もなしでやっていますから、いつでも予約して下さい。時間の都合も合わせますから。朝の早いお年寄りなんて6時から予約がはいりますからね。逆に仕事が遅い方は10時半というのもありました」


すげー先生だな、おい。おまけにワンオペなのに手際がめちゃくちゃ良くて仕事が早いのなんの。レントゲンも撮っていないのに色々と言い当てられたし。


しかし、セミリタイアなんて言っておきながら、ひょっとして今の方が忙しいんでないの?まぁ、無理せず続けていって欲しいと願うばかり。

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