バイバイキ~ン@歯周病菌との闘い
「本日で終了です。次回はまた8月ごろお越しください。予約入れておきますか?」
「はい、お願いします」
ということで、取り敢えず歯医者が終了した。終了っつーても歯の掃除をしただけだ。それが3週にわたり続いた。
以前にも説明したが、掛かりつけだった歯科医がコロナの影響をモロに食らって閉院に追い込まれた。歯科医難民となった挙げ句、此方は此方でマンボウ休業だ。だったら自宅から近い方がなにかと楽だろうと、ただ近いという理由だけで徒歩5分の歯科医を選んでみた。
ただ行ってみたは良いものの、初回からオプションでアレやコレやを売りつけられそうになったが、その場はなんとか逃げ果せた。さて、2回めだ。
「ちょっと歯の汚れを削って顕微鏡で見てみたましょうね」
どれだけの数の歯周病菌が口内に常在しているかを見せてくれるという。結果は恐るべき状況だった。歯周病は全世界に最も蔓延している病気としてギネスブックにも認定されている。つまり、殆どの生ある人間の口内に歯周病菌が蔓延っているというわけだ。最近では歯周病が原因で心筋梗塞や糖尿病、脳血管障害にアルツハイマーを引き起こすということがわかっている。
と、一連の説明を歯科医本人から受けた後、衛生士が取り出したるものは何やら小型のスプレーボトルに入った琥珀色の液体だ。
「これですね、自然由来の成分で歯周病菌を減らす役割があるんです。市販のものにも似たようなものがありますが、歯科医が提供するものとは格が違うんですね」
また来たよ~、と思ったのは言うまでもない。ただ、歯周病菌がウジャウジャと口の中にいる映像を見せられたばかりだ。当然、気にはなる。まだボケたくないし。
「幾らするんですか?」
法外な値段だったら当然、断る。この場合、自分にとっての法外な価格レベルは凡そ4~5千円といったところだろう。それ以上は払えても払いたくない。
「1,800円です」
こりゃ微妙な線を突いてきたな。舌の上に3プッシュするだけで事足りるという。内容量はさほど無いが1回の使用量が少ないので意外と長持ちするらしい。この際、善意の営業と受け止め清水の舞台から飛び降りたつもりで購入を決意した。
そして、診療最終日。
「では、どれくらい減ったか見てみましょう」
と前回に同じく先の尖った歯科器具で歯をガジガジやられる。結果はご覧の通りだ。右が先週、左が今週。違いは明らかだ。
「随分と減りましたね。よかったです。この調子で続けましょうね」
「はい、そうします」
ここまで効果てきめんとは正直、恐れ入りました。一般に女性の方が歯周病になりやすいと言われている。女性ホルモンの変化にともなう女性特有の歯周病発症があるそうだ。ただ全てが受け売りなので聞かれても知らんし責任は一切もたない。自分でググれ。