僕的には『ポクテキ』の日だったんだ@「とんかつの松屋」
久しぶりに「松屋」に行ってみた。「松屋」とはいえ、牛丼チェーンの「松屋」ではない。「とんかつの松屋」だ。岐阜市民ならば50%くらいの人は知っているよね?え、大杉漣?いや、多すぎる?じゃ、49%ということで。
ランチ時は混雑することを知っていたので11時のオープンに合わせ11時20分に入店した。わっさいびーん。誤差20分や許容できる沖縄ぬ血ぃが流れている(ごめんなさい。誤差20分は許容できる沖縄の血が流れているの)。
ところが既に満席に近い状態だった。こんなくっそ暑い時に危うく外で並ばされるところだったぜ。
「お一人様ですか?」
「はい」
「では右奥のカウンター席をお使い下さい」
カウンター…?そんなのあったっけ?半信半疑で向かったら、ただテーブルを一方向からしか座れなくしてあっただけだった。紛らわしい。
大学生風の若い男の子が水差しと一緒に水を持ってきてくれた。
「ご注文はお決まりですか?」
いや、たった今、座ったばかりだし。君ってせっかち君だね。
「メニューありますか?」
「あ、はい」
といい、脇腹に挟んであったメニューを渡された。なんだか変。
表に掲示してあった『本日のランチ』は『カツカレー』だった。
ここに来ると自分はいつも『味噌カツ』一択だったが、今日はなんだか『味噌カツ』でも『カツカレー』でもなく『トンテキ』な気分だったんだ。店のメニュー名に従って正確に言おう。『ポークステーキ』、略して『ポクテキ(税込1,510円)』だ。
あれ?随分と値上がりしたような気がするぞ。
『みそかつライス』にしても910円になっている。前回、利用した時はたしか870円だったと記憶しているが、初めて利用した時は800円だった。これも時代の潮流に乗るということなのだろうか。これについて色々と語りたいのは山々だが、尺の問題で割愛させていただきます。
先程の青年が女性スタッフに伴われオーダーを聞きに来た。
「ご注文はおきまりですか?」
「はい、この『ポークステーキ』下さい」
女性スタッフが青年の耳元で囁く。
「カラシハオツケシテヨカッタデスカ」
「あ、はい。辛子はお付けして良かったですか?」
「はい、お願いします」
どうやら、まだ研修中、若しくは入ったばかりなのかも知れないね。初々しさが爽やかさと相まってとても可愛い。
さて、肝心の『ポクステ』だが値段相応にボリューム抜群で迫力の出で立ちだ。
そして肉がひたすら柔らかい。もう少し歯ごたえがあっても良さそうなほど柔らかいが、とてつもなく美味い。先ず、肉そのものが美味い。
先ず謝っておくが四日市の人、ごめんなさい。『四日市とんてき』とは比べ物にならないほど美味い。最近、ドイツ人だけあって肉嗜好が圧倒的に豚へとシフトしつつあるから尚更、豚には敏感なんだよね。てか、今日は沖縄人になったりドイツ人になったり忙しい飛騨、もとい日だ。