氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

名物「パーコー」@岐阜県賀茂郡八百津町「お食事処 三勝屋」

昨日の 八百津ついでに 「三勝屋(さんかつや)」

偶然にもキレイに整いましたところで、そう、八百津といえばその名も全国区と思しき昭和8年開業の「三勝屋」にも行ってきた。

 

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平たくいえば大衆食堂だ。人生、2度目と為る。

 

昭和8年といえば自分よりも30歳年上になる。ってことは、今年で創業88年を迎えるわけだ。末広がりのゾロ目で何気に縁起がいい。前回はまだコロナ前の日曜日ということもあり、どこから来たのか観光客やバイカーのたまり場となっていたが、さすがにコロナ禍の平日とあってか先客が一組いたのみだった。

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「私は中華そばでいい」

相変わらず冒険しない次女だ。

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ある意味、堅実といえるのかも知れない。

 

 

「私はカツ丼」

長女は必ずメニューを見て考える。考えた末、平凡に陥ることはままあるが、それでも彼女の冒険心は見ていて楽しい。ついでにカツ丼は上を頼みやがった。並はバラ肉、上はロースと使用する部位が違うらしい。

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で、自分はといえばこの店の名物「パーコー」だ。

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控えめに「パーコー丼」の小にしておいた。「パーコー定食」というのもあるらしい。単品で「パーコー」のみを注文することも可能だ。ところで「パーコー」とはなんぞや?自分にしても「パーコー」なるものは初めてだ。いまだかつて「パーコー」などという言葉も「パーコー」などという料理名も聞いたことがない。然るに「パーコー」なるものは実食して初めて「パーコー」を知る、それほどまでに「パーコー」は奥深いのだ、「パーコー」。詳細をお知りになりたい方はググれ。

 

「パーコー」単品は酢醤油ににんにくを付けて食べるものらしい。「パーコー丼」は付けて食べるという手間を省く為に最初から酸味のあるタレで味付けしてある。ご飯との間にはうっすらとマヨネーズが見える。パリっと揚げられた「パーコー」にタレの酸味、マヨネーズのコクが加わり、まぁ正直、想像しやすい味ではあるが実にバランス良く仕上がっている。

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そして美味い。

 

栗のシーズンに限らずその気にになれば楽しめるところが多く散開しているこの八百津町だが、近年は人の流出が激しく過疎化に直面しているそうだ。観光客ばかりが来てくれても次代を担う人材がいないと産業も成り立たぬということか。

 

そんな住むつもりもない八百津町の事を自分如きが心配したところで状況が改善するとも思えないが、「新しく町民になった方はバンジージャンプ飛び放題ですよ」といったPRは如何だろう。日本一の落差を誇るバンジージャンプという宝を持ち腐れにする手はないと思う。自分は全力で遠慮するが。

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