氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

別にプレートでなく丼でも良いと思った@松屋の「牛プレめし」

仕入れの時間が余りに押してしまった。マッハで帰宅したところで長女の通学の時刻に間に合いそうにない。となれば仕方がないと開き直り、慌てず急かさずゆっくりと、スロースロー、クイッククイックと道中四十八手を駆使すべく帰宅の途についた。長女は嫁が面倒を見ることだろう。多分。

 

開き直ると腹が減る。最近は運動もまるでしていないのにやたらと腹が減る。体重の増加が気になるところだが、体重計にも乗っていないのでどうなってしまっているかが自分でもわからない。もうオレ、デブでいいや。

 

そこで先日、伺い味をしめてしまったファストフードの朝定食、いわゆる「朝定」(食が抜けただけやんけ)を堪能スべく、此度はこれまた帰宅路沿いにある「松屋」にこの身をインサートさせてみようと思ったのだが、表に掲げてある看板に先ず目が行ってしまった。

 

「牛プレめし」

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「スプーンで食べる、新感覚『ワンプレートめし』。それが『プレめし』」らしい。

 

ふう~ん。朝から食べられるのかな?とは思ったものの、券売機で普通に買えるってことはどうやら朝からOKなようだね。じゃ、いただきましょう、ってことで、躊躇いもなく「ビーフ牛プレめし」の方をチョイスした。単純にトマトの方よりも美味しそうに見えたからだ。

 

客席にはおっさんのハゲ頭が覗くだけで他には誰もいない。

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大柄な男性がワンオペで忙しそうに立ち振る舞っている。が、ものの3分程度で「ビーフ牛プレめし」がオンテーブルされた。

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さて、ひと口頂いてみましょう。うん、美味い。然しながらやはり想像した通り、これは!まんま「ハヤシライス」やんけ!大袈裟に「ワンプレートめし」なんて謳ってんじゃねぇよ。オマケに牛丼で使われている肉をそのまま横流しにしたか様な、いや、間違いなく横流しにしたフォルムの肉が入っている。あのね、肉がゴロゴロした状態ならばスプーンでも上手に食べられるけど、デローンと長くなってるとスプーンではまとめるのが大変なんだよ。

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これはキャッチフレーズの「スプーンで食べる」から逸脱しちゃってるんでないかい?

 

まぁいい。美味けりゃ何事をも凌駕する。ついでだから無料の七味や紅生姜で味変をも楽しんでみる。

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松屋」自慢の七味だけあって中々美味しいよ。

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紅生姜も全く違和感なくすーっと味覚に溶け込んできた。無料の物はなんでも試してみる価値がある。

 

そして「松屋」のコンセプトというかアイデンティティと呼べばよいのか、和食だろうが洋食だろうが頑なに味噌汁が付いてくるところは相変わらずだ。

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「ん?箸がないぞ」

そうか。味噌汁もスプーンで飲ませるのがこれを食す時のスタイルなんだな、きっと。味噌汁がミソスープに変わる瞬間だ。

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しかし、あれだね。いつもの朝食はヨーグルトを容器の半分だけにしてあるのに、たまにこうやって外食をすると得体の知れない罪悪感に苛まれるよね。喫茶店のモーニングサービスが日課な人にこの気持は一生わからないだろう。