氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「弁天丼」はやばい!@福井敦賀港「海鮮丼天丼うお吟」

忘れた頃にまた福井。再訪したということではない。先日のお話の続きなのだ。昼飯を食ったことをしっかりと忘れとったがね。おじいちゃん、大丈夫?


海水浴以外で敦賀市に入ったのは初めてだ。その時は福井県の海水浴のメッカ「水晶浜」だったが、それもいつの頃だったか。30年以上前の話だったことは覚えている。あの頃、一緒に行ったギャル達も、今や多くはお祖母ちゃんだ。皆さん、お元気でしょうか。というか一人しか覚えちゃいないや。


漁港の近くにある、自分にしてはオシャレな店に行ってみた。近くには「敦賀水産卸売市場」があり、その店の他にも海鮮を扱う店は沢山ある。徹底的にググりまくり吟味した結果、自分のおメガネに適ったのは「海鮮丼天丼うお吟」だ。

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店に駐車場はない。驚いたことに駐車場がある店がほぼ存在しない。ついでにいえば駐車禁止の標識がないのだ。すなわち、この界隈の店を利用する者は全て路駐ということになる。あくまでも想像だが、「敦賀水産卸売市場」には駐車場があるにはあるが、調べによれば120台分しかないという。そりゃ、さすがに少なすぎるだろ、ってことで、規制緩和が敷かれているのだと勝手に思う。


「海鮮丼天丼うお吟」はカウンターのみの営業で席数は10席ほどしかない。これはうっかり。情報を得ていなかった。中を覗いてみると満席だ。わざわざ、ここを狙って食べにくるなんざ、界隈に職を持つ者か自分のような観光客しかいないだろうと推測される。ということは、自分に同じくググってたどり着いたケースなのかも知れない。


とはいえ心配には及ばぬ。だって、一人なんだもん。待ち時間は凡そ3分で席に案内してくれた。若く上品な女将さんだった。大将も負けず劣らずの美男子で、厨房に立たせておくのが勿体なく感じられた。


メニューを見る前に注文するものは決めてある。「弁天丼(鯛だし汁付)1,680円」だ。

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間髪入れず注文した時の女将さんの笑顔が、昼飯を食ったことをしっかりと忘れても忘れられない。登場した「弁天丼」は写真に違わず食欲をそそるフォルムだった。

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卵の天ぷらが頂きに乗り、大ぶりに切ったエビやら貝やらタコ、いか、サーモン、鯛にハマチのかき揚げが、ほぼ海鮮オンリーの出で立ちで、我一番と超アピールしている。


「どうですか?」

「めっちゃ美味いです。大きなエビ使ってますね」

「食べごたえありますでしょ?」

一見さんへのケアも怠らない。


メニューの説明にあるように二くち、三くちの天ぷらとご飯を残し、カウンターの上に置くとそこに「熱々の鯛だし」とわさびを添えてくれた。このお茶漬けがまた、堪らんのよ!

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地元にも名店は多々あれど、旅に学ぶことも沢山あるね。真摯に素直に意固地にならず、全てを受け入れる度量が必要ではあるけれど。

 

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