氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

かき氷を訪ねて三千里

この時季にしては暑い一日だった。予想&予定通り岐阜は揖斐川町と多治見市が1.2フィニッシュを決め込む。。言わずと知れた全国最高気温ランキングの話だ。で、岐阜市はどうかといえば6位入賞だったらしい。ふ…、自慢にもならん。長年経験して来たことだがこの暑さにだけはどうあっても慣れない。何度も言うが今一度言おう。好きな言葉は「冷夏」です。

 

暑いと言えば「かき氷」。またしてもかき氷の話だ。言っておくがかき氷を求め日本中あちらこちらに出没する巷で「ゴーラー」と呼ばれる偏執狂者ではけしてない。なにより自分はそこまでかき氷が好きなわけでもない。つまりは「ゴーラー」予備軍とも呼ばれる娘たちの為だ。

 

と、ここまで書けばおわかりいただけるだろうか。暑かったのは昨日の話だが、この話は一昨日のことなので暑さはまるで関係がない。ははは。

 

長良川右岸の通称「高橋尚子ロード」の駐車場に車を停め、長良橋をテクテクと渡り対岸の川原町へと向かった。

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目指すは岐阜市ではメジャーな和菓子処「緑水庵」だ。此方でかき氷が食べられると以前から知ってはいたが一度も足を運んだことがない。娘たちをダシに、もとい、娘たちの為に初めて伺ってみようと思う。

 

休みだった。

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鵜飼開きが延長になったからそれまで休みだとよ。

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鵜飼に依存するんじゃねぇよ。多少は食後の運動になったからまぁいいか。

 

仕方ない。橋を渡って川向うにまで行くか。岐阜市の在住者は知っているがそれ以外には意外と知られていない伊奈波神社の参道にある和菓子屋「松花堂老舗和菓子専門店」へと向かう。たしかここでもかき氷が食べられた筈だ。3時のおやつだけが生き甲斐でその為だけに生きている小中学校の同級生、通称「おやつ爺い」が確かここで食べていたかと記憶している。

 

やってなかった。

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参道で客商売やってんだから参拝客が多い日曜日に休むなよな。仕方がない。それがその店のルールなんだろう。

 

最後の望みを託し、同じく参道で鯛焼き屋を営む「福丸」を訪ねてみた。ここの鯛焼きは一尾焼きの鯛焼きで、複数の鯛焼きを一度に焼く鯛焼きを「養殖の鯛焼き」と呼ぶのに対して「天然の鯛焼き」と呼ばれている。鯛焼き屋なのにかき氷をやっていることも随分と以前から知ってはいたが、川向うにまで行くのが面倒だったのだ。

 

めっちゃ密だ。

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聞けば10分待ちと言われた。今更、10分が待てぬわけがない。10分後に登場したかき氷はどれも上品かつビジュアル的にも優れ、これが500円?とそのコスパを疑わざるを得ない良質なかき氷だった。

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パインかき氷

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梅かき氷

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岐阜かき氷(抹茶)

良質なかき氷ってなんだよ。

 

その後もひっきりなしにお客が訪れる度に愛想の良いご主人が「すみません。1時間ほどお待ち頂くことになりますが」と申し訳無さそうに頭を下げていた。

 

「1時間?!今、1時間って言ったよね?よかったね、私ら10分で」

「そうだな。これもきっと『緑水庵』と『松花堂』が休みだったから全員ここになだれ込んで来た所為だぞ。両店とも惜しいことをしたな」

「ふう~ん」

ま、それも賛否両論あるかと思いますけど。

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