氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

奥三河「鳳来寺山」に行ってはみたが…

せっかく片道4時間もかけて奥三河まで行ったんだもん。高速料金は3,000円以上、掛かったかと記憶している。「乳岩峡(ちいわきょう)」を出ると、お次は「鳳来寺山(ほうらいじさん)」へと向かった。登山をしに行ったわけではない。中腹にある、まんま「鳳来寺」を訪ねにだ。


確か25年くらい前に行ったことがあったんだけどね、さすがに四半世紀も時が経てばその時のことなど欠片も思い出せないでいる。そこに行くことも目的ではあるのだが、取り敢えず今度こそ食料にありつける事を願い向かったわけだ。


寺へ向かうには「鳳来寺山パークウェイ」を利用する。なにか嫌な予感がする。ドライブウェイ、パークウェイと名が付くとどこかに料金所があって利用料を取られたりすることがある。比叡山に行った時などは、道路利用料が1,700円に加え拝観料が1,000円もふんだくられた。その上、賽銭まで取ろうというのだから随分と太え野郎だ。


などということがあり、懸念された「鳳来寺山パークウェイ」だったが幸いにして無料だった。駐車場に車を入れようとすると係員に止められる。

「駐車料、550円頂戴します」

「やっぱ、取るのか~」


因みに麓から歩いて登る手もあるのだが、麓にある駐車場も全て有料らしい。別に楽をしようとしてパークウェイを利用したわけではない。時間が押していた。食事に掛かる時間も考慮してのことだ。予め「鳳来寺山売店」で検索をかけておいた。駐車場付近にはどうやら食事が出来る売店があるらしい。「丸山荘」が店名だ。意気揚々と車を降りて売店へと向かう。


「ガビーン!」

や、やってない。やってないどころか店の改装中だった。「鳳来寺山、お前もか!」


ま、しゃーない。来てしまった以上は見ておかねば損だろう。駐車場から本堂まではけっこうな距離がある。山から溢れる清水が苔むした岩の壁面伝いにつららを作っていた。

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この珍しい光景を是非、多くの人に見てもらいたいと登山コースが新設された山もあったりする。アスファルトの上で見られるとは思いもよらなかった。その他には見渡す限り山しかないが、切り立った岩場からなる山が多く背筋は凍るが見応えのある景色だった。

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さて、到着。先ずは日本三大東照宮のひとつ「鳳来寺 東照宮」だ。国の重文にも指定されている。ふぅ~ん。ちっちぇ。

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正直、もと「ドッカーン!」というのを期待していたけど、山の中だもんね。資材を運ぶのさえ命がけだったかと思う。仕方ない。許す。


実は鳳来寺にはもうひとつ「仁王門」という重文があるのだが、それがあるのは麓近くという事なので残念ながら今回はパス。となると正直、あとは何も見るものがない。本堂って最近建ったの?楼門然り。歴史的威厳もクソもありゃしない。写真を撮る意欲も気力も失われた。


というわけで腹も減ったので早々に家路へとついた。

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