氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

岐阜市に紅葉の名所を訪ねるショートトリップ…の前に腹ごしらえ@「名代五平もち岩井屋」

遠方にまで足を運べば紅葉の名所も多々あろう。実際、自宅から北西へと進めばこの地方では谷汲山華厳寺や両界山横蔵寺といったいわゆる名所と呼ばれるところがある。因みに華厳寺くんだりだと何ら問題がなければ15分程度で行けてしまう。もちろん、車の力を借りての話だ。

 

ただ、あくまでも何ら問題がなければの話だ。このシーズンの日曜日、おまけに行楽日和としたならば、何ら問題がないわけがない。先ず道は車列で埋まり現地に辿り着いたとしても駐車場は満杯、おまけにこの時ばかりとあちらこちらで我が土地を駐車場にどうぞと価格を書いたプラカードを掲げたジジババが沿道に立ち並ぶ。

 

余談だが、おばあちゃんって一目しておばあちゃんってわかる格好をしてるよね。長女を学校へ見送りに行く道中にある公園でも毎日、お年寄りが集まってゲートボールに興じているけど、1人1人がまんべんなくおばあちゃんって感じの服装だもんね。いったい何処で服を調達してきているのかが気になって夜も8時間しか寝られない。

 

そこで岐阜市民は岐阜市から出てはいけないという戒厳令を自らに敷き、行ってきたのは「岩井山延算寺」という寺だ。本当かどうかは知らんけどあの空海が開基した寺と伝えられており、本当かどうかは知らんけどこの辺りの水を擦り込むと皮膚病が治るとのお告げを真に受けあの小野小町がこもったといわれる、実に眉唾もんの来歴がある。

 

そして、本当かどうかは知らんけど、あの最澄が彫ったとされる「木製薬師如来立像」が国指定の重要文化財に指定されている。よもやよもやだ。

 

庭園自慢の寺で参道には沢山の紅葉が植えられおり、この時季ともなれば緑に赤や黄色に染まった葉が見事に背景に溶け込みサンテゴールド要らずの目の保養となる。いずれにしても知ったかぶりぶりぶりっ子で訪れるのは実は今回が初めてだ。テヘペロ

 

と前置きが長くなったが、今回、そこを訪れた主目的はそこで長いあいだ営みを続ける「岩井屋」だ。

f:id:Croquis009:20211121191248j:plain

f:id:Croquis009:20211121191329j:plain

f:id:Croquis009:20211121191344j:plain



期待させておいてなんだが、話をトップ・ギアに入れよう。この話にプロセスは必要としない。

 

看板に「名代 五平餅」の文字が見られることから「五平餅」が売りの店かと思いきや、「舌代」と書かれたメニューには「とふでんがく」がトップクレジットされている。

f:id:Croquis009:20211121191405j:plain


因みに「名代」と書いて「なだい」は有名という意味だが、「みょうだい」は代理という意味なので念の為。この店がどう呼ばせているかは知らんけど。

 

ということで、「舌代」のトップから123を網羅してみた。

f:id:Croquis009:20211121191424j:plain

とふでんがく

f:id:Croquis009:20211121191447j:plain

いもでんがく

f:id:Croquis009:20211121191504j:plain

五平もち




いずれも香ばしく味わい深く岐阜の仁、ひいては日本人の心根に響く味わいだったと日記には記しておこう。ま、ゆーてみたら今、書いているこれそのものが日記だけどね。

 

ただ、メニューの中でダントツにお高い「茶碗蒸し」だけは微妙なコスパだったことも同時に記しておきたいと思う。

f:id:Croquis009:20211121191528j:plain


何十年か先に再び訪れた際、「茶碗蒸しだけは頼むんじゃねぇぞ」という戒めの気持ちを込めて…。ただ接客は良かったよ。

 

あ、あと「おでん」はセルフサービスで1本80円で販売されている。そこで家庭では迂闊に味わえないゆで卵を心ゆくまで堪能したのであった。

f:id:Croquis009:20211121191549j:plain


「ごちそうさまでした」

にほんブログ村 オヤジ日記ブログ いきいきオヤジへ
にほんブログ村