奥三河の秘境「乳岩峡」に挑んだはらぺこあおむし
腰を振るのが三度の飯より好きな各務原市に住む元カノ、じゃない、元ベリーダンサーの女性から情報を得て愛知県は奥三河の秘境を探検する旅に出た。静岡県浜松市から直線距離にして2kmほどしかはなれていない。それほど秘境だ。なにか表現としておかしい様な気がするが、つまりは愛知県の外れも外れと言いたかった。
「乳岩峡(ちいわきょう)」だ。屋久島に行ったことがないから知らんけど、「愛知の屋久島」と呼ばれているらしい。そういえば一緒に鹿児島旅行に行った草野球チームの仲間たちは元気にしているだろうか?物好きにも屋久杉を見に行くといい、屋久島に渡ったはいいが、折り悪く桜島が大噴火し天文館が灰に埋もれたことがあった。あの噴火以降、皆、消息が途絶えているが、元気であってくれればと願う。
話を戻す。観光地というからもっと売店があったり飲食店があったりする風景を多少は期待したのだが、その類いの建物は唯の一軒も見当たらない。これっていつもの登山風景じゃない。取り敢えず駐車場に車をとめ2kmばかりテクテクと歩く。道端には多くの地蔵が鎮座し多少は目の潤いになった。
「乳岩峡」と書かれた案内看板から直ぐに奇妙だが美しい光景に出会える。
もう、ここからは口で説明するよりも写真を見て楽しんで欲しい。だって、説明が面倒なんだもん。
とにかく長い年月を掛けて形を変えた乳岩が織り成す自然の造形美を思う存分に堪能したというわけだ。因みに国の名勝、および天然記念物に指定されている。
高速道路は嫌いだが、高速を使っても片道4時間以上を費やす。着いた時刻がお昼時だったにも関わらず、前述した様に食料を入手する環境が周りに何もない。うん、やっちまったぜ。気休めにおやつ時間に楽しもうと思い持ってきた「いちごたまご・ラズベリーミックス」が昼食代わりとなってしまった。無いよりはマシと諦める。
計画性がなく、いつも行きあたりばったりが何時もの自分の信条なんでね、こんな事があったとて、それは人生の切端に過ぎないのだよ。うん、我ながらカッコ良すぎるじゃ内科小児科泌尿外科。