氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

名残のスノーハイク@岐阜県関市板取「蕪山(かぶらやま)」

まん防は延長となったが酒類提供は時短とはなるが可能となった。ということは長かった休業もようやく明けるということだ。ならば、今休業に於いて一先ず締めくくりとなる山業をと関市は板取へと足を運んだ。板取は面積の99%を山林が占め、標高1,000mを超える山々に囲まれている山村だ。住民の6割以上が「長屋」姓を名乗り、岐阜・愛知の「長屋」姓はここからの分家が殆どだと言われている。


その板取にある「蕪山(かぶらやま)」を今回は落として来た。野菜の名前が山に付けられるのは珍しいことらしい。かつてはこの山の麓でカブラを栽培していたことからそう呼ばれる様になったのだと。嘘だと思うのなら板取の役場に行って聞いてこい。この噂の出どころが役場なんだから。


1本の幹から幾つもの杉の木が上空へと伸びる「株杉」の群生地としても有名だ。

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樹齢500年を超える巨木の数々が群立する景色は実に壮観だ。これを見るためだけにも来る価値がある。とはいえ、それではここで話が終わっちまうがな。


案の定というかある程度は期待していたのだが、登山道には所々にアイスバーンが展開する。こんな時の為に用意しておいたのだよ。今季、初の登場となる「チェーンスパイク」だ。

 

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これさえあればアイスバーンなど怖くはない。逆にこれ無しでは絶対に登頂不可能だったかと思う。登るのは良いが恐らく下りられなくなるだろう。中腹からの道のりは全て雪で覆われ、中には急登もある。ある意味、命綱とも言える。

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雨男のくせして絶好の登山日和だった。山頂からの景色は元より、山頂の景色もどうだい!杉の木がまるで磯野波平の頭髪のようではないか。

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残念ながら先客が二名おり独り占めは出来なかったが、その分、カメラマンとしてこき使ってやった。

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年の頃は自分と同じくらい?2人の関係はよくわからないが仲睦まじく素敵なカップルだった。


しかし、山頂は思いの外、寒い。事前に調べておいた情報では-1℃~1℃ということだった。全身、汗だくだ。余計に寒さがしみる。慌ててランチの支度をとお湯を沸かし、お湯を注ぎ、5分も待てずかっ喰らい、そして後片付けをして早々に下山する。

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せっかくコンビニで奇跡的に見つけた「キムチ謎肉牛丼」だったのに…。もう少しゆっくりと味わいたかった。


帰りは「武芸川温泉」に寄って帰るつもりで用意して行ったんだけど、着替えを持っていかなかったのは最大のミスだった。岩盤浴と温泉に浸かりせっかく気持ちよくなったのに、その後にまた汗だくのウェアをまとわねばならないとは。真剣にフルチンで帰ったろかしゃんって思ったよ。

 

おまけ

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