氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

山県(やまがた)三山@「舟伏山(ふなぶせやま)」初登頂

「こどもの日」は一応、こどもに気を遣ってやろうと

「何処かへ行くか?」

と気持ちばかりのお問い合わせをしたところ、

「今日はお母さんと出かける」

だと。ま、それならばそれでもいい。こどもとはいえ、既に高2と中3だ。「こどもの日」を祝ってもらうには既に圏外だろう。


さて、未定だった予定が頓挫したので、そして僕は途方にくれた。急にお暇をもらった仲居さんの気分だぜ。これは恐らく予定調和なのだろう。だったら趣味に費やせば良いと考え、車を駆り北へ北へと向かった。


目的地はプチ大都会「岐阜市」に隣接しているにも関わらず、ほぼ山と川しかないお隣の市、「山県市」だ。「ヤマケン」じゃないよ、「ヤマガタ」だよ。そう、山県有朋の「ヤマガタ」だ。多分、関係はないと思う。ここに「山県三名山」のひとつ、「舟伏山(ふなぶせやま)」がある。此度はこの山にお相手してもらった。


標高1030.3m。三名山の中では一番高い山だ。他の二山がわからない?たぶん、「山県三名山」でググったら出てくると思うよ。思うだけだけど。


ここね、まぁ、山そのものにも難所は所々にあるんだけど、登山道に行くまでの道程がある種の賭けなの。道が細すぎてすれ違えないんだよね。運悪く対向車に出くわすことになろうもんなら、何方かがすれ違える場所まで後退しないといけないんだよ。ま、運良くそんなことは無かったから良かったんだけどね。


麓で若者3名の登山者に出くわす。午前10時だったけれど、何故か登山者は

「こんにちは」

と挨拶を交わすのが恒例だ。周回出来る登山道なので、時計回りか反時計回りは各々が選択出来る。彼らが反時計回りを選んだので、それではと自分は時計回りを選んだ。ここで自らにミッションを課す。そう、この3名よりも先に頂上へ達することだ。


山県市の山は石灰岩質の山が多いと聞く。この「舟伏山」も面白いように石灰岩がゴロゴロと転がっている。

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見た目が青っぽく綺麗に見える石灰岩だが、石灰岩質の山はそこに流れる水がアルカリ性を帯びているんだってね。でもって、そのアルカリ水を好むのが登山者の天敵「ヤマビル」なんだよ。


もう、登山当初から「ヤマビル」にビクビクしながら、足元を気にしながらの行程だったが、ここの所、晴れが続いていたお陰か襲われることなく楽しめた。ただ、なんら変哲のない急登続きの山道だったが、尾根に到達すると景色が一変。

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これから先がどうなることかワクワクするよね?


山頂に到着。苦労して登った甲斐があったよ。

360度パノラマとまではいかないものの、この景色は明らかにご褒美でしょ。

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途中、計6名をオーバーテイク。最大心拍数は172を記録。自分にとって登山はレジャーである側面、鍛錬でもあるのだよ。当然の結果、麓で会った三名よりも早く登頂出来たことは言うまでもない。ついでに言えば、時計回り組の中でもトップ登頂だった。一番最後に抜かしたおじさんに愛想よく挨拶を交わすと写真撮影をお願いする。周りに木々が全く無く、例のくねくね三脚くんは無用の長物だった。

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ただ、時計回りの下りはかなり過酷だったことを残しておきたいと思う。石灰岩のガレ場&砂利道が足元を安定させてくれない。下手をしたら滑落し、この世とおさらばなシーンも多々あった。いや、マジで。トレッキングポールを持ってこなかった事を大いに反省した内容だった。

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あ、でも何とか生きて生還したよ。みんな喜べ。

 

おまけ

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