氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

怪我の功名で「長良山」初登頂。つーか、そんな山があったなんて全く知らんかったぞ。

「怪我の功名」という諺がある。因みに読み方は「ことわざ」なので念の為。意味は「過ちが意図せず好転する」とまぁ、この様な意味だが、こんな事はかなりレアなケースだろう。

 

そろそろ弛んだ四肢を鍛え直さねばと、昨日はひとり、山ごもりにて修行に励んでみた。舞台は何度も言うが今一度、岐阜市で一番高い山「百々ヶ峰」だ。「峰」と付くだけに他に名付けられた山も含めての連山となる。

 

先ずは速やかに頂上まで登ってみましょう。高さはわずか417.9mしか無いので、山頂までの労力はそれほど必要ない。途中、遊び心たっぷりにゴジラを模した岩があったり、「無事帰る」を啓発しているのだろう。カエルの手描きオブジェなども道中に置かれている。

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ただ、ゴジラに関しては「落書きをしないで下さい」と張り紙がしてあったけど。喜んでちゃダメじゃん。

 

さて、修行というからにはただ山頂に登っただけで終わるわけがない。山頂から続いて西へ西へと歩を進める。一旦、山を下りようと下り坂、とはいえ坂と呼ぶには険しい岩場を下りていくとアスファルトの道路に出た。あれ?思っていたコースと違うぞ。そんな時は登山家の必需とされているアプリ「YAMAP」の出番だ。と思ったらなんてこったい!電波が届かないでやんの。つまり山の地図がダウンロード出来ないというわけだ。山の地図がダウンロード出来ない限り、自分の今の位置を把握することが出来ない。

 

やむなく間違えたと思えるところまで引き返すと、恐る恐る別のルートを進む。が、ん~、なんか登山道っぽくないぞ。行けるんだろうか?尊敬するアントニオ猪木師匠も言っているじゃないか。「行けばわかるさ」と。まーいーや、行っちゃえ!ってことでとにかく前進してみた。

 

余談だが中部電力に勤める友人がこんなことを言っていた。「車を走らせていて狭い道に差し掛かった時に不安になったら電柱を探せ」と。車が入っていけないと電柱が立てられないので心配せずに行けだって。

 

修行僧はその言葉を胸に電柱も無いのにどんどんと突き進むのであった。すると、あれ、これ登山道じゃね?ってところにまんまと出くわしちゃったじゃないの。やっぱオレって持ってるゎ。持ってなかったら山の中で野宿するところだったかも。幸いにして電波も入る。よし、ならば「YAMAP」で地図をダウンロードだ。で、ダウンロードして居場所を確認したら、おい、どこだよここ。

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ルート上じゃないところにいるじゃん、という事が発覚した。

 

ま、いいや。天性の楽天家はそんなことをいちいち気にしない。道があるならば行き着く先はあるだろうとかまわずどんどんと進んでみた。いよいよ山頂に到達すると目の前の景色が途端に広がる。なんだ、この素晴らしい景色は!

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天候はいまひとつだが、おそらく百々ヶ峰から見られる景色としてはトップランクだ。山の名前は「長良山」というらしい。

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そんな山があったという事実を知るのも初めてだが、何よりも意図せずこの景色に到達出来たことは運が良いとしか考えられないでしょ。道を間違えなければ来られなかったわけだから。これこそが「怪我の功名」ってもんだね。でいつものバックポーズを決め込む。

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ということで、いつもの様にお湯を沸かして大自然を独り占めしたランチだよ。

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ペヤングの激辛経験者にはなんてこと無い辛さだ。スープも残らず飲み干したった。

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