きみは「岐阜のグランドキャニオン」を見たか?
雪が降れば喜ぶのはなにも犬と子供だけではない。登山家もまたその類いだ。多分。そしてその翌日が晴天ともなれば真新しい雪に足跡を付けたくなるよね?ね?ならば行きましょう、そうしましょう。ところがだ、不注意にもギックリ腰をやっちまってそりゃもう自分の内だけで大騒ぎさ。家族は誰も心配すらしてくれねぇ。果敢にも1,000m級の山にチャレンジしたかったのだが、そんな理由で目的をリハビリとし200m級の山にしておいた。
岐阜県加茂郡川辺町というところに「遠見山」と呼ばれる山がある。今、この山が地元登山家の間で「岐阜のグランドキャニオン」として熱く語られているのだ。飛騨川にぐるりと囲まれた一部の地域がグランドキャニオンの「ホースシューベンド」に似ていることからそう呼ばれる様になった。厳密にいえば町おこしの為にそう「呼ばせることにした」のだと思う。「ホースシューベンド」がわからない?ググれ。
やまさんに教えてもらいました。
つーか全然、雪ねぇし。なぜ?岐阜市ですら雪まみれだったのに、それよりも北にあるこの地域には雪が降らなかったのか?まぁいい。来てしまった以上は四の五の言っても仕方がない。取り敢えず登ることにしよう。
登山道の始まりはJRの線路をくぐるトンネルからだ。実に趣深いではないか。乗り鉄ならぬ潜り鉄の気分を暫し味わい記念撮影。
持ってて良かった「くねくね三脚」くん。
絶景ポイントは山頂へ向かう道中、「見晴らし岩」と呼ばれる場所にある。眼前に広がる景色は正に「岐阜のグランドキャニオン」と呼ぶにふさわしい眺望だ。
「岐阜のバスクリン」と呼ばれる飛騨川のアイデンティティな色も景色に華を添える。目的はこの岩の上に2本の脚で立ち上がり記念撮影をすることだ、ったが無理。ワニの腕立て伏せよりも無理。然しながら命を賭してまで挑戦しようとした自分のバイタリティを全力で褒めて欲しい。
ギックリ腰も忘れる怖さだった。
コースから多少、逸脱した所には「南天の滝」と呼ばれる落差20mの直瀑もあり、ここもまた目の保養にはよい。
さていよいよ頂上へ向けアタックだ。
まぁ、ゆーても272mの山なんで「あっ」という間に頂上だ。
さて、飯にしよう。わたくし、いつもはカップ麺ばかりなのですが、今回は毛色を変え、もう一方の国民食の雄とも呼ばれているカレーにしてみたざます。そこで取りい出したりますは「いなば」の「バターチキンカレー」だ。
予め用意しておいたご飯をホットサンドで焼きおにぎりにすると、湯煎した「バターチキンカレー」をそこに掛ける!
ふぅ~、堪らないね。こりゃ、至福の味わいだ。つーか、以前から知ってはいたけど「いなば」のカレーシリーズって侮れないよね。これで95円っていうから笑いが止まらねぇぜ。
帰りは「清流里山公園」に寄っておんまさんと戯れた後、「関牛乳」を使った濃厚なソフトクリームを堪能し家路へとついた。
プラマイゼロどころか確実にカロリーオーバー。
おまけ