考え事をするには山がいい。無心になれるからだ。あ、一口に山と言っても死者数が世界一でギネスに認定されている群馬の「谷川岳」や一歩踏み外したら即お陀仏な「北穂高岳」のキレットみたいなとことはちゃうよ。子どもでも普通に登れる山ね。だいたい高いところは苦手なんだもん、この私。
各務原市の南に各務原側からは「各務原アルプス」、関市側からは「関南アルプス」と呼ばれる標高350m級の小さな山並みがある。各務原くんだりの眼科医にまで来たんだもん。ことはついでと「各務原アルプス」の西端に位置する「各務原権現山」に登ってみようと考えたわけだ。さっきから「各務原」「各務原」と連発しているが、一応読み方は「かかみがはら」であって「かがみっぱら」では無いので念の為。
ただ、急に思いついた事なので登山装備は一切ない。スニーカーだしなんとかなるだろうと気楽に考えて登ったのだが、果たして結果はその通りだった。すなわち、考え事をするには最適な山だった。登り口は「蘇原自然公園」の一角にあり、山の麓では「伊吹の滝」と呼ばれる滝が見られる。
ただ残念ながら天然の滝でなく人工の滝だ。ピエール瀧は元気だろうか?ある意味、彼も人口の瀧だ。
そんなことはどうでもいい。
気軽に登山が楽しめる山とあって多くの登山客とすれ違ったり抜かれたりした。
抜かれたのは悔しかったが、やはり低山であろうがシューズは大事だと思い知らされた。
標高317mの「権現山」をあっけなく落としたがまだ時間はたっぷりある。まだ先がある。進んでみようではないか。その先で何が訪れようとしているかは何人たりとも知る由はない。
ま、なにも無かったけどね。
珍しいものといえば「北山」の山頂で見た「北山おたのしみ菜園」だろうか。
わざわざ山の頂きで白菜やら人参に大根、白カブにジャガイモ、玉ねぎなどを栽培しているらしい。一体全体、なに考えてんだろうね。円空仏の偽物みたいなのもあるし。
しかし景色は最高にいい。
この景色を眺めながらもぐもぐタイムと参りましょう。この日はこれが昼食の代わりだ。
で、なにを考えながら登ったんだって?まぁ、自分を知る人だったらわかるとは思うけど、大抵の場合、自分が考えていることなんてスケベなことばかりだから。どうしても教えろって言われれば検討しないこともないけれど、ネット上では公序良俗に反することになると思うので、そこはあくまでも個人的に、ということならばね。但し性別と年齢幅には限りがありますので事前にお確かめください。
おまけ