氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「映え」の為ならいとわぬ経費、って何やってんだか。

わざわざ海津に来たんだもん。以前から入館してみたかった「海津市歴史民族資料館」へと行ってみた。ただの資料館にしては実に威風堂々としている。これは江戸時代にここらを治めていた美濃高須藩の根城、高須城をわざわざ模したものらしい。

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自分にとっては興味深いことばかりだったが、案の定、娘たちにとってはつまらない内容らしく早足の鑑賞になってしまった。正直、あと2時間は時間を潰せたかと思う(館内撮影禁止の為、内部の写真は1枚もなし)

 

今迄全く知らなかったんだけど、この高須藩尾張徳川家支藩で、徳川御三家尾張藩62万石の後継者確保の役割を負っていて、現に徳川慶勝徳川茂徳という2人の藩主を排出している。おまけに彼らの兄弟があの幕末のビッグネーム、京都守護・会津藩主の松平容保だっていうじゃない。で、容保の弟、定敬は桑名藩主&京都所司代を勤めたんだって。加えて彼らは15代将軍・徳長慶喜の従兄弟だってんだから驚きだよね。岐阜県にそんな藩があるだなんて知りもしなかった。

 

とここまでで興味の無い読み手を30名ほどふるいにかけて、お次へと参ります。

 

わざわざ海津に来たんだもん。日本三大稲荷と呼ばれている「お千代保稲荷」へも行かなくちゃ。目的はスイーツなんだけど、一応、参拝の形式だけは取らせて頂きました。

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油揚げとロウソクで50円を高いとみるか安いとみるか。ご利益があれば安い、なければ高いって、たかが50円程度でごちゃごちゃ言うなって。あ、オレが言ってんのか。

 

そして次女が「イチゴ飴」が食べたいというので、沿道にあるスイーツ店に入る。実よりも見栄え重視の「イチゴ飴」400円。

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長女はソフトクリームが良いというので「いちごミックス」を注文。

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自分も長女に準ずることに。各々が高いとみるか安いとみるかは商品価値というよりもシチュエーションだろうね。これがクソ田舎にポツンと建っている掘っ立て小屋で売られていたら、絶対に誰も買わないと思う。100円ならば考える。

 

店に店名看板が掲げられていなかったのでスタッフに店名を尋ねてみた。

「あ、そこに貼ってありますが『ひふみ』といいます」

「あなたの名前がひふみさんなんですか?」

「いえ、オーナーが占い師に聞いて付けた店名らしいです」

「占い師に?」

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本店は犬山城下町にある「芳川屋」という老舗らしい。犬山城下はインスタ映えするスイーツショップが多く軒を連ねていることから苦戦を強いられているらしいが、此方はそこそこの売上があるそうだ。単にインスタ映えするだけの商売で参入したろかしゃん。

 

しかし、スイーツを食べにいくだけで駐車場代500円が高いとみるか安いとみるかはこれだけは確実に高いよね。

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