キミは「ギスパ」なるものを知っているか?@岐阜県海津市「フォンテンブロー」
「ギスパ」の名は以前から耳にしており気になっていたのだが、それを確かめに行くには片道50分の海津市では如何せん遠すぎる。ところがだ、つい先日、いつもは全く見ないテレビをたまたま見ていたら、なんと「ギスパ」が特集されているではないか。その後押しもありやっとヘビーなウエィストを持ち上げて行こうという気になった。
何を言っているのか全くわからないというチンプンカンプンピ~なおたんこちゃん達に説明しよう。「ギスパ」とは、岐阜県海津市のご当地グルメなのだが、海津市にある「フォンテンブロー」というイタリア料理屋でしか食べられない、いわばB級グルメなのだ。ただ価格は全くB級ではないけどね。その昔、「フォンテンブロー」が「祇園」と名乗り喫茶店を営んていた時に鉄板イタリアンにヒントを得た「祇園スパゲティ」と言うものを開発し看板商品としたことから、それを略し「ギスパ」となったわけだ。
ここまでの歴史に関しては欠片も我が知識にはない。全てがネットから得た受け売りだ。
テレビの力って凄いよね。到着した12時には既に待ち客が出来ていた。それ以前から待ちが出る店だったかも知れないが、ウエイターが当の「ギスパ」を手に持ち右に左にとバタバタしていたので恐らく我の推測に間違いは無かろう。
20分ほど待たされただろうか。やっと席に案内される。店内は広々として中々居心地がよい。外装といい内装といい、歴史を感じさせる店だ。自分は迷うことなく「ギスパ(1,100円)」を注文。長女は「ピザランチ(1,100円)、次女は「オムライスランチ(1,100円)」を注文。見ると「0」の付く日限定で「ピザ」が850円になるらしい。
こういうの見ると簡単に乗せられちゃうんだよね。体重が気になるなんて口にするだけで全く節制がなってない!「マルゲリータ」を注文すますた。3人でシェアすれば余裕っしょ。
先ずは「マルゲリータ」と長女が頼んだ「ピザランチ」が登場。
予め、
「ランチメニュー以外のご注文は時間がかかります」
と言われていたので、自分が注文した「ギスパ」はきっと最後になるのだろう。一先ず「マルゲリータ」を次女とシェアしながら待ち時間を凌ぐ。とその間に、後から来た隣のテーブルに「パスタランチ(1,100円)」と「日替わりランチ(1,100円)」が配膳される。次女の「オムライス」がまだ来ない。長女がピザを食べきる頃になり、やっとオムライスが登場。
後から注文をした隣のテーブルにも同時着卓だ。
ただ、それくらいの事では憤ることもない。というのもGoogleのクチコミで先に情報収集しておいたからだ。☆ひとつのクチコミに「注文したものが配られるまでにタイムラグがある」とした事が書いてあった。ま、つまりこれがそういう事なのだろう。
次女がオムライスを食べ終わり2人ともすることがなくボーッとしていたら、やっと待望の「ギスパ」が登場。
おぉ~っ、聞きしに勝るシズル感。混ぜ混ぜしてチーズを溶かし絡めるのが正式の食べ方らしい。
てゆーか、たいてい誰でもそうするよね。まぁいい。
チーズのまったり感とデミグラスソースの甘みに酸味が少し太めのスパゲティと絡み合い重厚なハーモニーを奏でる。まさにそんな味わいだ、ってどんな味わいやねん。しかしグルメリポーターってよくもテキトーな言葉を思いつきでも口に出来るよね。あ、でもマジで美味しいよ。ただ、ランチメニューではないのでサラダも付かねばドリンクも付かぬ。これが800円だったら全く文句の付けようもないだろう。あ、別に文句を言っているわけではないので念の為。