氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

家族で「ブロンコビリー」s’ ブートキャンプ

店名を思い出そうとすればするほど「びっくりドンキー」しか頭に思い浮かばない、更にはやっと判明したにも関わらず直ぐに忘れてしまい又ぞろ「びっくりドンキー」の名前が湧いて出てくるそんな店、そう「ブロンコビリー」に足掛け59年の我が生涯に於いて初めて訪れることになった。

 

なんでもサラダバーが充実しているんだってね。その噂は以前から耳にしていたものの、噂はあくまでも噂。実際にこの目で見たこと以外は信用できない完璧主義者な自分としては、是が非でも行かねばならないという、得体のしれない義務感と責任感に突き動かされたわけだ。

 

運転手は坊主だ、車掌は僕だ。あとの2人はお客では無いものの後部座席で客面をしている娘たちだ。そう、職場に使用済みハイエースを置きに行った帰りの出来事となる。一家揃っての昼食も久しぶりだ。あれ?なんか忘れてるぞ。なんだっけ?まぁいい。思い出せない。

 

日曜日とあってか昼の1時を過ぎているにも関わらず、待ち客が出ていた。名前を書いて待つ。順番としては4家族目だ。

 

名前を呼ばれ客席に案内される。なるほど、店内は満席だ。若い従業員が皆キビキビと働いていた。オーダーを済ますとさっそく席を立ちサラダバーへと進んだ。自分調べではこのサラダバー、飽きを越させないために季節ごと、あるいは期間限定でメニューに若干の彩りが添えられるらしい。今の時季は期間限定として「北海道ご当地フェア」なるものが開催されていた。

 

内容に関しては一切合切覚えるつもりも無かったので忘れる以前の問題だが、なんか赤いウエッティーなサラダが美味しく見栄えが良かった。

 

「サラダだけで満腹になるぞ」

と聞かされていたので、なわけない、と思いつつ実践しようと試みる。取り敢えず皿に乗せられるだけ乗せると席に戻り一気呵成にむさぼりつく。

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うむ、確かに他所のサラダバーと比べ充足感が味わえる。他所でサラダバーを利用したことが一度もないので尚更だ。

 

こりゃ、ご飯を大盛りで注文したのは間違いだったかな?なんて思いつつも

「すみません、瓶ビール下さい」

と更なる糖質摂取をと畳み掛ける様に追加注文をする。かつては自分だけが運転手だっただけにこんな事は考えにも及ばなかった。昼酒最高!So marvelous!

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結果から先に言っちゃうと、家族全員、ペロリと平らげてしまった。まぁ、いくらサラダを大盛りにしたところでその殆どが水分だからね、と一応ながら理屈は並べてはみたものの、おそらく我が家族は全員が大食漢なのだろう。若しくは食べ物を絶対に残すなという、自分からの薫陶を受けているからに他ならない。

 

そういえば宅の坊主。メインのステーキが運ばれてきた時に前掛け用のナプキンをテーブルに広げ「ここに置いて下さい」と言っていたが、それは親の薫陶ではなく小学校での給食で身についた気品漂う所作だったのだろう、きっと。坊主以外は皆、前掛けとして使用していた。

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