氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

YmobileがSoftbankの軍門に下る戦国携帯絵巻。

かつては自分だけがSoftbankで坊主はLINE、そして坊主の母親はYmobileだったのだが、坊主が「パパの家族にしてよ~」と泣きを入れてきたので「仕方ないなぁ~」とSoftbankの家族割に入れてあげたのは自分にとってまだ記憶に新しいところだ。これで三つ巴だった我が家の携帯戦国時代はSoftbank2:Ymobile1と均衡が崩れる形となった。

 

ところがだ、月々くる携帯の使用料金を眺める度に、これって3台まとめて家族割にした方が安くあがるんじゃない?と疑問に思うようになった。で、素人ながらシュミレートしてみたところ、確実にその方が安くなるとの確信に至った。では、さっそくYmobileがSoftbankの軍門に下る絵面を画策すべく相談をしに行ってみよう、そうしよう。

 

「土曜日の午前中、携帯ショップに行くから空けておいてくれ」

「何しに行くの?」

「いや、お前のYmobileを解約してオレの家族にしてやった方が多分、安くなるんじゃないかと思ってな」

「ふぅ~ん」

 

「ふぅ~ん」で終わるなよ。「どれくらい安くなるの?」とか、「いつも電話代すみませんね」とか、「ありがとうございます」とか「かたじけない」とか「ごっつぁんです」とか何か言うことが無いのか?と思ったが口には出さず、そして翌日、土曜日当日。

 

「行くぞ」

「どこへ?」

おいおいおいおい、どうかしちまったんじゃねぇか、お前さん。健忘症か?さては既にボケが入ったか?

 

「どこへって昨日、携帯ショップに行くから空けとけって言っただろ」

「へっ?私も行かなあかんの?」

「自分の携帯を解約するってぇのに本人が行かんでどーすんのや」

「携帯だけあればいいんじゃないの?これ、持っていっていいから」

と携帯を渡された。

 

「ちょっと私、これから出かけてくるから」

そして、そう言い残し出かけていった。そもそも、彼女に携帯は必要なのだろうか?という疑問が頭を過るが、LINEだけは使える様にしておきたい。家庭内の業務連絡がそれのみで行われているからだ。

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どうなることかわからないまま携帯をショップに持ち込んだ。

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「同じ会社ですから解約料も手数料も頂きません」

そりゃそうだ、そうに決まっているとは思ったものの、ちょっとホッとした自分がいた。本人不在のまま、契約が順調に進んだ結果、やはり月々にして4,000円ばかり安くなることが判明。ただ、Ymobileの引き落としが月末なので、今、Softbankで契約をするとSoftbankの分まで日割り計算で払わなくてはいけなくなるから、月末にまたお越しくださいとなった。ちゃんとお客さんの立場に立った中々よい接客じゃないの。

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携帯の知識、情報にプランなど全てが頭に入っているんだろうな。携帯ショップとコンビニでは覚えることが多すぎて勤まらない自信しかない。

 

頭を使いすぎて糖分が枯渇したので、同じ建物内にある「スガキヤ」で新発売のオレンジクリームを娘たちに抜け駆けし、カップをなめ尽くしてから家路についた。

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