氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

父ちゃんしかいなかったけど@「大衆食堂マミー」の『かつ中華』

「マミー」と聞けば「ヤクルト」と双璧をなす乳酸飲料として「森永マミー」が有名だが、プロレスファンならば墓場よりの死者「ミイラ男 ザ・マミー」を思い出すことだろう。その正体があのベンジー・ラミレスと聞いて驚かれた方もきっといるに違いない。

 

え?知らない?あのジャイアント馬場と死闘を繰り広げたザ・マミーですよ?勉強が足りないな。各自、自習しておきなさい。ここ来年の共通テストに出るよ。

 

大学時代に英語教材のマルチを持ちかけられたことがある。見知らぬ女性から電話が掛かってきて、耳寄りな情報があるから一度、お会いして話をしませんか?といった内容だ。男だったら確実にお断りをしていたところだが、ゴニョゴニョゴニョ。

 

そこで名鉄揖斐線忠節駅近くにあった喫茶店で待ち合わせをした。現れた女性は歳の頃なら20代半ば、ショートボブが似合う丸顔の可愛らしい女性だった。英語教材のマルチを持ちかけるだけあって、どうやら英語が得意らしい。英語で様々な質問を投げかけられる中に、「マミーを訳すとどうなりますか?」があった。自分の目当ては英語教材でも無ければ押し問答でもない。ただ単にその女性に会ってみたかっただけだ。適当に

「お母ちゃん」

と答えると、

「当たり!凄い!」

と大袈裟に褒められた。彼女曰く、マミーは赤ちゃん言葉なので日本語に訳すと「お母ちゃん」が正解なのだそうだ。大学生にもなって初めてマミーの意味を知った瞬間だった。50に差し掛かろうというのに自分の母親の事をママとか呼ぶ奴を知っているが、ママ=お母さんならばそれはそれで別にいいのか?

 

ということで、わざわざ大垣市くんだりまで足を延ばし此度、行って参ったのは「大衆食堂マミー」だ。

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本編の特徴はもうご存知だとは思うが前置きが長くて本題が短い。だってたかが飯を食ったことにそれほど文章的な時間なんて割けないでしょ、普通。

 

場所は大垣市で一番賢い子どもたちが集まる高校の近くにある。因みに自分の従兄弟はここから東大に進学した。口にしておきながらそんなことはどうでもよく、周りを見回しても徒歩圏内に会社等の姿は見られぬ。わざわざ車を使ってここまで足を運ぶ客を当てにしているものと見られる。

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違和感のあるメニューを見ると注文したくなるのは人間の性ですよね?「カツ中華(650円税込)」ってなんぞや?

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ま、麺類カテにあるのでおそらく中華そばの上にカツが乗ってくるのだろうと想像しつつ注文してみた。ところが!

 

案の定、そうだった。

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「すみませんね~、本当はいつもだったらロースカツが乗ってるんですけど、ヒレしかなくてヒレカツなんですぅ」

初めて注文するので言われなきゃ知らなかった事なのに。「そうなんですね」と受け止めたが、自分は正直、ロースの方が好きだ。豚肉は脂があってなんぼだと思っている。それに「ヒレでも同じ料金にしときますね」とは言われなかったものの、その様なニュアンスが込められていた。あまり悪評を口にする事がない自分だが、だったら注文した時にその事を教えてくれたらいいのに、と思ってしまった自分は至って狭量な小市民です。

 

そもそも650円の価格の商品にケチを付ける方がどうかしているよね。1,000円とか1,200円とかぼったくりとも思える価格でラーメンを提供している店の方がどうかしているかと思う。あくまでも個人の感想なので抗議等は一切受け付けません。

 

して、お味の方は?可もなく不可もなしとしておきましょう。やっぱロースだよね~

 

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