氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

インドカレー屋の『Saba Curry』

学校が夏休みということは、我が家にとって日曜日のようなものだ。B型2名は仕事に出かけ、残るは普段から仲の良いO型3名ということになる。


「どうせやること無いんだから粗大ゴミを捨ててきて」

とか、

「米を精米してきて」

とか、仰せつかった力仕事をそつなくこなすと、アドレナリンやエンドルフィンを分泌したくなりませんか?かといって、このクソ暑い中をランナーズハイを求めて走ろうなどとは思わない。そんな時に手っ取り早く分泌を促すにはアレだよアレアレ、カレーだよ。


ということで、最寄りのカレー屋、行きつけのインドカレー屋を訪ねた。

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頭髪育毛研究所が気になる。潰れた中華料理やの看板がそのまま。

 

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インドカレー屋といいつつも、そこで働いているのはバングラデシュ人だ。以前も言ったがもう一度言おう。インドカレー屋にインド人はいない。インド人で来日が可能、つまり飛行機に乗ることが出来るのはカースト制度の上位の者だけなのだ。即ち元々収入のある彼らがリスクを犯してまで日本でカレー屋を開業する必要などないというわけだ。よって、一攫千金を狙ったバングラデシュ人やネパール人が多いと聞く。


この店はランチ価格が500円からと周りの店と比べても低価格設定となっている。しかしながら店が流行っているところを未だかつて見たことがない。今回もいつもと同じように貸切状態だった。

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娘たちは無難に500円のカレーライスをチョイス。

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「お父さん、サバカレーなんてあるよ」

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サバカレーといえば千葉の銚子を舞台としたドラマで一世を風靡した『コーチのサバカレー』という缶詰が有名だが、それ以降、様々なものが世に出始め、あのココイチでさえ販売するようになった。バングラデシュ人が作るサバカレーは如何なるものか?お手並み拝見、というか、変わったものを見るとついつい試したくなっちゃうのは自分のお茶目で悪いところなんだな。


「これ、ライスじゃなくてナンでもいいですか?」

日本語がほぼわからなさそうだったので、写真を指差し「ナン、ナン、ナン」を連発するうちやっと理解してもらうことが出来た。答えはOK。


そして、待望のサバカレーが登場。

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ルーは見た目にサラサラしておりまるでスープのようだ。サバは恐らく冷凍のサバフィーレだろう。ただ、それについて異存はない。弁当で使用したこともあるが、焼けば普通に脂がのっていて美味い。但し、解凍しないことが条件だ。冷凍サバは一度解凍すると生臭くなる。


「うわっ!生臭ぇ~!」

調理法は不明だが、今回は大失敗だった。サバには予め火を通してはあるようだが、カレースープの味わいがあまりにも淡白過ぎて生臭さがカバーしきれないでいるといった感じだった。


店の名誉のために一言添えるが、いわゆる普通のカレーはどれもとっても美味しいよ。ただ、慣れないことはするもんじゃないと助言したかったけれどチキンなので美味しかったふりをして店を後にした。

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