氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「真夏の大冒険」@滋賀県「河内風穴」

「口から生まれた口」と揶揄される岐阜市出身の女性芸人のSNSに見た「河内風穴」に、思わず30年前の思い出がフラッシュバックしたのだった。因みに「かわちのかざあな」と読む。「てめえの胴体に風穴を開けてやろうか」の「かざあな」だ。

 

というのは約30年前、当時お付き合いをしていた女性と「むふふ♡」なお泊り旅行を計画していた時に、道すがらそこに寄ってみようよ、という話になったのだったのだった。それがひょんなことから計画が頓挫してしまい、結局薬局放送局、それから行く機会もなく齢58を迎えてしまったというわけだ。頓挫した理由?それは聞かないでくれ。慰謝料請求するぞ、この野郎。

 

というわけで、岐阜が誇りはするが自慢にもならない多治見市が今夏全国で初めて40℃を超えた記念に休みを利用して行ってみよう!と安上がりな家族(マイナス2)サービスを敢行して三田明。

 

やはり夏休みということもあったのだろう。県外ナンバーの不届き者な観光客の車が目についた(岐阜県滋賀県の属国だから大丈夫)。駐車場は極めて少ない、ということを行ってから知ることとなる。とはいえやっぱりオレは持ってる。たった1台分の空きがあり滑り込みセーフで止めることが出来た。ただ「風穴」までの距離は一番長い。

 

「すみませんね。遠かろうが近かろうが400円頂戴します」

帽子をかぶったおじさんが駐車料金を請求しに来た。素直に従い400円を支払う。

 

「お連れはお嬢さん達だけですか?」

「はい、そうです」

「じゃ、あなたは小学校6年生、あなたは5年生ね」

 

えっ?どゆこと?

「あの、わたし中2ですけど」

と次女が答える。長女に至っては高1だが、身長が中2に抜かれている事から小5とされたのだろう。

 

「いいのいいの、正直に年齢を言うと大人料金になっちゃうから。今日だけは小学生でいいから」

ということらしい。なんともアバウトな料金設定だ。まぁいい。安くなるのならば文句のひとつもない。

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さて、肝心の「風穴」だが、入り口はやけに狭い。

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絶対にここで1度は頭をぶつけることを覚悟しておかねばならない。洞窟内の気温は約10度と度を超えた涼しさだ。

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中身はといえば言葉で説明するのは面倒なので写真で想像してみて欲しい。

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台風禍ではあったが、風穴に向かう小道はマイナスイオンしかないくらいに快適で、空もたまに晴れ間を見せる好天候だった。

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youtu.be


が、しかし!風穴をじっくりと堪能し、いざ表に出ようとしたならば、川のせせらぎにも似た水が滴る音が大量に聞こえてくるじゃ内科小児科耳鼻咽喉科。未だに切れない整形外科。お外はザンザン降りだ。

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しかたない。しばらく洞穴の中で雨宿りでもするか、とまた狭い入り口をくぐる時に頭をもう一度打つ。ここまでは想定内だ。がしかし、待てど暮らせど雨が止む気配は全く無い。これ以上、ここにとどまると後の計画がオジャンになる。ここは意を決し、ええい、ままよと3人で飛び出し結果、車へと戻った時は3人が3人ともずぶ濡れだった。まぁ、それはそれで娘たちにとっても「真夏の大冒険」じみた思い出にはなっただろう。取り敢えずめでたし、めでたし。.

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