氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「絶景!山城ベスト10 第一位」@岐阜県中津川市「苗木城址」&「馬籠宿」

次の日曜日を限りに緊急事態宣言が確実に解除されるであろうと予想される木曜日の朝、好天を味方にし末期の旅と東へ車を走らせた。因みに末期は「まっき」と読まずに「まつご」と読んで欲しい。ただ、末期といえば死に際のことを指すが、あくまでもニュアンスだから真に受けない様に。実際、そうだとしたならば何人の人がが悲しみ、何人の人が喜ぶことだろう。死ぬ前に知っておきたい気もする。

 

「苗木城址」の石垣は、なで肩の自分とは違い、しっかりと角の張った立派なものだった。この肩のために怒りが中途半端にしか表現できない自分に少しは遠慮ってものが無いのか?坂本(泣)

 

ま、そんなことはどうでもいいけど、先日、訪ねた「岩村城址」を観た時も感動の坩堝だったが、この「苗木城址」ときたら、その名前の穏やかさとは裏腹に、実に雄々しく神々しく、毅然としてそこにあった。

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「苗木城址」は「岩村城址」からほど近く、距離にして約30kmほど北に行った岐阜県中津川市にある。県庁所在地をさしおいて、リニアモーターカーの駅が出来ると計画されているところだ。他に有名所といえば、中山道の宿場町、「馬籠宿」がある。ただ、「馬籠宿」は元をたどれば長野県だったものだが、越県合併により岐阜県が貰い受けた形になる。超ラッキーみたいな~

 

さすがは「山城ランキング人気日本一」に選ばれただけのことはある。ひと目見て、それも疑う余地はなかろうと確信した。ただ一体全体、誰を対象に誰がどの様なレギュレーションで選んだのかはまるで知らない。でも、そこに掲示してあった看板にはそう書いてあったから信じることにしよう。

 

雨が降り、雨上がりに靄が立ち込めると城址の周りが白く霞み、その為、頂上部分だけがポッカリと空中に浮かんで見えることもあると聞く。故に「天空の城」とニックネームで呼ばれることもある。そのノックネームも今やキャッチフレーズに成り代わったが…。

 

「日本一」になるだけあって当然のこと、ここも超人気スポットにつき、訪れる観光客は後をたたない。でもね、ほら見てごらん。お決まりのバエ放題だよ。

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遠くに見えるは「笠置山」標高1,127m


しっかりと石垣を愛で頬ずりし、そして味わって吟味してから城を跡にした。

 

どうせ話にも出たのなら、このまま「馬籠宿」まで行っちゃえ~。ってことで、約20年ぶりに「馬籠宿」にも足を運んでみた。此方も江戸情緒を今に残す宿場町として、先日、訪ねた三重県の「関宿」と並び日本で7本の指に入る宿場町だ。かの島崎藤村の出身地でもある。島崎藤村がわからない?ググれ。ググったところでわからぬ者にはわからんかとは思うが。余談だが、この島崎藤村が著した「夜明け前」という長編小説のタイトルを冠した、長野にある小野酒造店の日本酒、その名も「夜明け前」は、日本酒通でなくとも美味いと唸らされる逸品だ。機会があれば試してみて欲しい。

 

話が脱線した。ここも観光客の見込みが立たぬとの判断なのだろうか、多くの店が戸を閉ざしていた。平穏な時であったならば、それこそインスタ映えするスイーツでも手に持ち街道を散策する場所であったはずが、ご覧の様にここですらバエ放題だった。

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遠くに見えるは「恵那山」標高2,191m




逆にここまで稀有な状況を経験することは今後ないだろうと、これはこれで良い思い出となったかも知れない。終始、坂道ばかりだったから、気温はそこそこ低かったが胸元と脇に汗がにじんだ。

 

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