氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

『下着を買いに行っただけなのに』

『下着を買いに行っただけなのに』

 

あなたの全てを知っている存在。それは家族でも恋人でもなく…“下着”です。なわけない。そんな話では全く無く、ただ単にVネックのアンダーウェアが手薄になってきたものだから「GU」へ買い求めに行っただけの話だ。

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今の職場で制服として利用しているものは、胸元がばっちりと見える開襟タイプなのでいわゆるデコルテが強調されるわけだ。別にクルーネックのシャツを覗かせても制服としてなら問題ないのだが、少々ファッション性が損なわれドン小西にダメ出しを出されそうな気がするんだよ。それに毎日の日課としている腕立て伏せ50回で鍛えられた大胸筋をより強調するにも胸元がちょいと覗いた方がよりセクシーだと思わないかい?なんなら裸で仕事しろってか?全てを見せてもいいのは特別な人にだけ♡

 

まぁ、そんなこたぁどうでもよくて、ただ下着を買いに行くってだけで、なぜあなた達は付いてくるの?

 

「だって、私だって洋服が欲しいんだもん」と次女。

いや、そりゃ欲しいのはわかるけど、じゃ、なに?自分の小遣いで買うってこと?

「そんなお金はない。昨日、使っちゃった」

あっけらかんと言い放つね、キミ。

 

遡ること土曜日の話。友達と二人で最寄りの大型ショッピングセンターでなにやら買い物をして来たらしい。何を買ってきたのかは聞きそびれたが、「サーティワン」でアイスクリームを食べたことは教えてくれた。

 

「どうやって行ったんだ?」

「お兄さんに乗せていってもらった」

「マジで?マジ山マジ男?」

 

へー、頼まれればそんなこともするんだ、奴。絶対に「嫌」って言いそうなのに。

「あす(友達)が緊張してずーっと黙ってたもんだから『いつもそんなに静かなんか?』って言っとったよ」

「えっ?しゃべったの、あいつ」

傍から聞けば「息子のことどう思っとんねん」とツッコまれそうだが大体そんな奴なんです、彼。

 

とにもかくにも前日に遊びに行き使ってしまったらしい。

 

「だったら洋服買うのを諦めるしかないな」

「大丈夫。一緒に行けば絶対に買ってくれるで」

「買わん」

「買う」

「買わん」

「買う」

そして前日に同じく「GU」が収まる大型ショッピングセンターへと向かった。

 

「やっぱりお父さんは優しいな~」と再び次女。

案の定、まんまと買わされてしまったよ。

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あのね、二人連れて行ってお前の分だけを買うわけにはいかないのよ。というわけで長女の分もまとめて購入。

 

それだけで収まらないのが女の性だ。当たり前の様に足がフードコートへと向かう。そして「スガキヤ」で新商品の『ホイップ&プリンデザート』を試みたのには正直、彼女たちの意思よりも自分の意思が大きく働いた、そんな気がする。

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あ~、美味しかった♫

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