山神さまに会いに@岐阜県各務原市「尾崎三峰山」
山上といえば「死刑」や「八丈島のきょん」などで有名な「こまわり君」の作者だが、今回は「上」でなく「神」の方の山神の話だ。
岐阜県の各務原市に山神さまがいらっしゃると聞き会いに行ってきた。場所は「尾崎三峰山(おざきみつみねさん)」と呼ばれる山の中で、麓には「尾崎団地」と呼ばれる団地が広がっている。各務原市から関市にかけてまたがる連山、人呼んで「各務原アルプス」の西の始まりといわれているが、この山だけがわずかばかり離れた場所にある。因みに各務原は「かかみがはら」なので念の為。未だに「かがみはら」と呼ぶ者もいるが、自分は岐阜市民なので「かがみっぱら」と呼ぶ。
平たくいえばいわゆる登山だ。せっかく各務原くんだりまで来たのだから、たかだか245mの低山を登って下りてくるだけでは味気ないというか、それでは車のガス代が勿体ない。「尾崎三峰山」と向かい合うようにもうひとつの山がある。「尾崎権現山」だ。すぐ近くの各務原アルプスにも権現山があるので実にややこしいのだが、此方は各務原側からは「各務原権現山」、岐阜市側からは「岐阜権現山」と呼ばれている。つーか、権現山って全国に腐るほどあるし。そろそろ粛清したらどうなんだ。
正直、尾崎権現山も取るに足りない山だ。標高は207.8度。山頂は180度、木々に閉ざされ風光明媚とは真逆だ。
サクッと通り過ぎると一旦、下山。お目当ての「三峰山」を目指す。
低山登山が楽しめる山としてハイカーに人気だと聞いていたが、人っ子一人いやしねぇでやんの。平日だからか?まぁ、平日の昼間にこんな山の中にいる人間など自分の様なプータローか透明人間、もとい無色、もとい無職な者くらいしかいないだろう。
つまりは山頂をも独り占め出来るということだ。
どうだい、この絶景は。
360度を通り越して380度のパノラマをひとりでしこたま楽しむと、そろそろお腹の虫が「はよなんか食わせんかい、われ!」と暴れだす。まるで「はらぺこあおむし」だ。謹んでエリック・カールのご冥福をお祈り致します。子育て時代は随分と助けられました。
さて、今回、私が頂くのはスギドラッグで注文したカップヌードル欧風チーズカレーです。
正直、炎天下だ。日陰が一切ない。明らかにオーダーミスじゃないか?
まぁ、それでも食べたけどね。さぁ、腹が膨れたらもうこの山に用事はない。とっとと下山するとするか。
あ、すっかり忘れてました山神さま。わざわざ文章化するのもアホらしいくらいちゃちでふざけた山神だった。
だれだよ、ただの石ころに字を書いて奉ったやつは。なんか仰々しく石なんて積んでる奴もいるし。
おまけ