史跡めぐりのファンランニング@岐阜県本巣郡北方町
友人のひとりに城好きが高じ1年365日(うるう年は366日)城のことばかりを考え、石垣を愛で頬ずりし舐め味わい、果ては「岐阜お城研究会」なる反社会組織を立ち上げNHKをも巻き込み街宣活動を続ける者がいるが、さすがの彼もこれには萌えんだろう。
「北方城址」だ。
岐阜県本巣郡北方町という岐阜県の市町村の中では一番ちっちぇくせに人口密度が最も高いらしいところにある。本当は合併して岐阜市北方になるところだったのに、まだ本巣郡でいたいとダダをこねた結果、岐阜県本巣郡に町は北方町しか存在しないという、いつまで経っても本巣郡の名前が消えない結果を引き起こしたわがままな町だ。
さて、「北方城址」と書かれたコンクリの棒には史跡と書いてはあるが、そこにはその石で出来た棒と説明書きが添えられた看板が立っているだけだ。因みに岐阜県指定重要文化財らしい。自分の様な凡人にはどこが重要文化財なのか理解出来かねるものの、かの友人ならばきっとひと舐めでその重要度を知ることが出来るのだろう。彼ならば出来る筈だ。
人をディスるのは楽しい。
別にわざわざ「北方城址」を見に来たわけではない。ランニングの途中で立ち寄っただけだ。競技ランナーを引退し、最近は努めてファンランナーに固執している。どうせチンタラと走るのならば史跡めぐりなども面白いではないかと思い、ちょっと北方町くんだりまで足を伸ばしたわけだ。何気に歴史が古い町で、町制となってから130年以上、経過しているらしい。これは岐阜市よりも10年ほど長い。
古い町だけあって古い物も数ある。「円鏡寺」などはその最たるものだ。
西暦811年に空海が創建したとのことだ。
楼門に仁王像などは国指定重要文化財に認定されている。
それより東、円鏡寺から約500mのところには「大井神社」がある。
此方は988年創建されたものだが、元は円鏡寺の鬼門に当たる場所に牛頭天王を祀ったことが始まりらしい。後に寺社分離し「大井神社」となった。
言っておくがここに自分の知識は何一つとしてない。全てWikipedia先生の受け売りだ。
そんなわけで北方町周遊の旅は如何でしたでしょうか?ヒマでヒマで死にそうにヒマで何もすることがない時は、北方町にまで足を伸ばしお茶を濁すのもたまにはいいよ。最後に古い町にはこんな粋な店もあるよとお伝えして締めくくらせていただこう。
「我裸子や」だって。やってのんか?
おまけ