氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

行き当たりばったり「ぶらり」思いつきの旅

珍しく平日休みの昨日だった。娘達は学校だ。ということは、一人っきりで一日を過ごさねばならない。ん~、何か忘れているぞ。まいっか。一人の時は一人時間を満喫しようじゃないか!

 

よし!山に行くぞ!

 

思った途端に計画が頓挫した。皆さんの期待を裏切ってどーもすみません。あ、足が…、足が思う様に動かないんでげす。でも折角だから何かしら旅の痕跡を残したいじゃないですかぁ?

 

ふと、カレンダーを見ると10月も残すところあと4日。寝て起きたら除夜の鐘が聞こえる日も射程圏内となってきた。秋は短い。では、その短い秋を見つけに行こうじゃあーりませんか。

 

というわけで、東海地方では屈指の紅葉の名所、「香嵐渓」へと行ってきた。因みに「こうらんけい」と読む。うん、想像通り真っ青だ。

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観る価値すらねぇ。ほんとにこの地球はどうなってしまったんだ。これが20年前のことなら辺り一面、木々が真っ赤に色付き、と同時に川の水面も真っ赤に染まり、まるで殺人事件現場の様な血なまぐさい風景へと変わっていた筈なんだ。滞在時間30分で次なる目標を定め移動することになった。

 

行き先は予てより行ってみたいと全く思っていなかった、ただ偶然見つけただけの「足助城」だ。因みの因みに「あすけじょう」と読む。

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この辺りは足助町と呼ばれ、元は三州街道の足助宿として栄えた奥三河の主要な町だったとのこと。現在は豊田市だ。自動車メーカーのTOYOTAはご存知だろうか?そのTOYOTAの本社がある豊田市だ。

 

かなり急な登り道、おまけに細い。ギアを2速に落としフルスロットルで加速する。タイヤから煙を吐きながら標高301mを一気に駆け上ると、そこに足助城はあった。元は城址だ。本丸には高櫓や長屋、他にも高見矢倉や厠までもが復元されており、生活臭さ漂うものとなっている。

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何よりも全てが木造であることからリアル感が漂う。ただ、見方によってはただの砦にしか見えない。

 

更に山奥へと向かう。標高520mに位置する場所に「平勝寺」と呼ばれる曹洞宗の寺がある。

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なんだか古い寺の様で、国指定の重要文化財などもあるそうだが、お堂の中を覗くもあまりにも暗すぎて見るものも見られない。感想としては「へいしょう(へぇそう)」といったところだろうか。ダジャレにわざわざ補足せねばならないのは大層、屈辱だが、それが今の自分の実力だと思い知るところだ。

 

香嵐渓」が色づくには、まだ1ヶ月ほど掛かるとのこと。幸いというか、当たり前に今回は渋滞がなかったが、その頃にはお馴染みの名物渋滞が起きることだろう。途中、用を足す場所がないので、お出かけの際は予め大人用おむつを無難に装着しておきましょう。特に女性の方にはおすすめします。

 

高速道路の降車口はETC専用の鞍ヶ池スマートICが便利かと。高速が延びて20年前とは比べ物にならないくらいにアクセスがよくなりました。

 

最後に。「香嵐渓」滞在時間の30分は、小腹を満たすだけの『山菜そば』をすすった時間だということを追記しておきます。

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