美濃国一宮「南宮大社」でバエを狙う。でも、インスタやってないけど(爆)
諸般の事情により岐阜県不破郡垂井町に足を運んだ。以前も言ったが今回も言おう。「足を運ぶ」という慣用句は「わざわざそこへ行く」という意味だったよね。いちいち念の為。それにしても世界中で物価高が叫ばれているなか、ここは実に良心的な町だよね。
ついでだから中山道沿いにある「一里塚」を観に行った。はい、ここで問題です。「一里塚」とは誰の命令で整備されたものでしょうか?はい、そこの君。ブッブー高木ブー!正解は徳川家康でした。日本全国に「一里塚」は多々あれど、愛知県の「大平一里塚」とこの「垂井一里塚」のみが国の史跡として指定されている。
隣には実際に昭和の始めまで営業をしていた「日守の茶所」もあるよ。
敷地の内外にある18もの建造物が国の重要文化財に指定されているお宝のような神社だ。
岐阜の人にとっては身近にあり過ぎて知らないと言う人が多いんだよね。ということで軽くスルーしましょ。むしろ沢山の花に彩られた手水舎の方に興味がそそられるだろう。
南宮大社から坂を800mほど登ると「朝倉山 真禅院」がある。明治になり神仏分離の施策がされるまでは「真禅院」は「南宮大社」と一体であった。つまりは山裾に無理やり移設されたわけだ。一緒だったということは同じく歴史があるというわけで、本殿、鐘楼、三重塔が同じく国の重要文化財に指定されている。
ほら、寺の塗装も南宮大社並みにド派手だろ?
とにかく、どれをとっても「いい」。
気温はそれほど高くは無かったが、湿度が高くむしむし陽気だ。口の中が冷たいスイーツを求めている。おっと、門前にソフトクリームの看板を発見。近寄ってメニューを見ると、「プレミアムソフトクリーム 300円」とあった。「プレミアムソフトクリーム」と書かれてあるだけで正体が判明。それってスジャータじゃん。断じてスジャータのソフトクリームはソフトクリームではなく単に柔らかくしたアイスクリームだ。オレはもう騙されねぇぞ。ということで却下。
全く期待せずお隣にあった「尾張屋支店」を覗いてみた。
「はい、いらっしゃい」
初老を超え中老に差し掛かった男性がみえた。
「アイスクリームなんて…、無いですよね?」
「あぁ、置いてない」
と手を振り、おもむろに背中を向けられた。
「ですよねぇ~」
仕方がないから表に置いてある自販機で買った復刻堂の「レモネード」で我慢したった。