氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

古田織部縁の山@文珠山トラバース

たまには愛車のカブリエーラを可愛がってやらねばとドライブがてらトボトボと音を立て山裾の田舎道を走っていた。

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わずかばかり広い道に出たところで、ふと山の方をみると古臭くはあるが中々、雅な社があるじゃないの。

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田舎のくせに。いや、田舎だからか?まぁいい。ちょいと立ち寄ってみましょう。

 

ん?臭いぞ。臭う、臭う。ひょっとしたらここは…。

 

やはりそうだった。

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登山道のあるところに社ありとはかのジョージ・マロリーが言ったとか言わなかったとか。言わねぇよ。案の定、そこには「大平山・文珠山 歩道入り口」と書かれた札が掲げられていた。いっちょう行ってみましょうか。と思ったが一旦帰宅する。とてもとても山登りが出来る格好ではなかったからだ。

 

さて、気を取り直して行ってみよう!これほど無駄に時間を費やすことが出来るのもプータローの特権といえるだろう。GWどころか下手をしたらGM(ゴールデンマンス)にもなりかねない。コロナのみぞ知る、といったところか。それは置いといて、札にははっきりくっきりと「歩道」って書かれてたよな?始まっていきなり急登なんですけど。ま、それも山の醍醐味といえるだろう。知らんけど。

 

途中、古墳があるらしかったり、太平洋戦争時に敵機の見張り台とした遺構があったり、山の至るところにその昔、築かれていたという城址が見られたりとまぁまぁ暇を潰せる登山道だ。

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しかしよくこんなところに城を建てようと思ったもんだ。馬鹿じゃねぇの。

 

恐らく今回の登山道中で一番のメインステージとなったのは標高374.3mの「祐向山」の山頂だろう。

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フリガナ打たねぇと読めねぇよ。はい、「いこうやま」と読みます。あたり一面、木々が伐採されており、丸太で作ったベンチシートが多々用意されている。

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景色もいい。

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下界を見下ろしながら用意してきたお茶を頂きながら一服。

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なお本日のお紅茶は「エデンの果実」と申します。それ、りんごなんとちゃうか?

 

一応、ゴールと目されている山は標高344.5mの「文珠山」だが、この辺りは公園として整備されている為、お年寄りや家族連れで随分と賑わっている。

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古田織部が第8代城主としてこの辺りを治めた「山口城址」を横目に足早に通り過ぎた。

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正直、ここまで来るとあまりにも観光地化されており、自分の様なソロアルピニストにはいささか居心地が悪いんだよね。まだ1000m以上の山は登ったことがないけど大和田(爆)

 

この「文珠山」からの下りはやたらと階段が多い。

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階段嫌い。階段苦手。階段馬鹿。階段死ね。

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ここらで気取ってハイポーズ♫


麓に下りる頃には膝がカクカクと音を立てて笑っていた。さすがに来た道を戻る勇気も元気もない。プータローに有るのは時間だけだ。出発点まではロードワークとばかりにランニングで戻ることとなった。

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到着!

 

タイムにして3時間少々。山の中でも走ることが出来るところは全て走破したので、チンタラ歩いていたならば軽く4時間は掛かるだろうか。まぁ、暇つぶしとライトな運動にはうってつけの山だったかと思う。

 

今回はお利口さんにもトレランのシューズで挑んだが、次回はワラーチで挑戦してみようじゃないか。次回があればの話だけど。

 

おまけ

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