「ぷらっとパーク関SA」で苦肉のランチ@岐阜県関市某所
高速道路を見るのは好きだが、実際にそこを走るのは好きではなく、かといってそこに設けられた施設を毛嫌いしているわけでもないどころか大好きな父と娘の昨日のランチの先は東海北陸自動車道の「関SA(上り)」にある「ぷらっとパーク関SA」だった。
因みに「ぷらっとパーク」とは全国に共通した一般道から利用出来るサービスエリアやパーキングエリアのことで、岐阜県内にはここの他に名神高速道路に2箇所、中央道に3箇所、東海北陸自動車道に1箇所ある。ただ一般道から利用できる駐車場の数は限られており、多くは数台しか止められぬところばかりだが、ここは身障者や軽自動車を含め26台分の駐車スペースが設けられていることからいつ来てもほぼ余裕で駐車出来る。
とはいいつつも、当初よりここに来たくて来たわけではなく、他に目的があったにも関わらず願いが果たせなかったが為の苦肉の選択であったことを付け加えさせて頂こう。その件に関しては死ぬまでにご報告させて頂ければと思う。
この手の施設の主たる目的は観光客を手玉にとることだ。テーマパーク然り、観光名所然り、口に入れる全ての物が割高に設定されている。最初からわかっちゃいたが、その点に関してはここも例外ではなかった。3人で熟考の末、無難なところでラーメンにしておこうということになった。
「高山ラーメン 関亭」
恐らく関市に所在するから「関亭」なのだろうが、売り物が「高山ラーメン」ということに矛盾がはらんでいる。ただ本場高山では「ラーメン」ではなく「中華そば」と表現することから全くの別物としてカウントされるべきものなのかも知れない。ひょっとして「たかやま」ではなく「こうざん」だったりして~、などと想像しながら自分が頼んだのは「郡上味噌ラーメン」だったけど(爆)
つまりはメニュー構成に脈略の欠片もないと理解すればすんなりと納得出来る。長い間、食に携わる仕事をしてきた自分だが、その長い歴史の中でたどり着いた境地がある。それを言葉に表現するならば、「期待しなければ全てが美味い」だ。とにもかくにも意気込みもなく挑んだ昼食だったが、これがどっこい「期待してない」を裏切る美味さだった。チャーシュー麺980円がコスパ的にはどうなのかは普段ラーメン慣れしていない自分にとって判断に苦しむところだが、場所が場所だけに許容範囲としておこう。
その後は「地元で愛されるご当地牛乳」をキャッチフレーズとした「関牛乳」を使った「関牛乳ソフトクリーム」を〆とした。
低温殺菌製法でサラッとした味わいが特徴だ。あくまでも受け売りだけどね。ここでも自分だけは二人と一線を画し関コーヒーを使った「関コーヒーソフトクリーム」にしてみた。国内における「関牛乳」のステイタスが如何ほどのものかは自分にはわかりかねるが、一口目にして間違いのない美味さを確信した。勝手に岐阜県を代表するソフトクリーム銘柄として推薦したいと思う。
そろそろ〆に入ろう。58年というキャリアの中で、今日ほど「関」という漢字を乱発したことはあっただろうか。とはいえ暇に飽かして数えてみたらたったの14回だった。いうほど大したことなかったゎ。今回はSAどっぷりだったが、関市の本来の魅力といえばなんといっても「世界3大刃物産地」ということだ。てなわけでTo be continued 。あ、最後に一回で計15回。