氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

下呂温泉・スイーツ三昧&足湯の旅

時計の針が午後の12時を回った頃、「ここ良さげじゃない?」と娘二人と定食屋に入る。昨日に引き続き下呂温泉での話だ。自分の後にも男性客が2名続く。すると、その男性客の後ろから、この店の主人と思しき男性がやって来て言う。

「すみません。まだ暖簾を出してないんで。ちょっと急ぎの用があってまだ営業出来ないんです」

 

店の戸に鍵も掛けずに出かけていた様だ。ちょっとそこまで、といった用事だったのかも知れない。

「いつでしたら大丈夫ですか?」

と男性客が尋ねる。

「あと30分後でしたら…」

 

致し方なし。その30分をどこか別のところで潰すことにした。駐車場の前に『下呂プリン』なる看板を掲げた店があった。

下呂プリン食べたい!」

と娘が言うが、どうもネーミングがいまひとつ良くない。他にもプリンが美味しいところがあるぞ、と誘い、別のところへ向かう。店名は「ゆあみ屋」だ。

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ここに『ほんわかプリン』という、湯煎で温めたプリンがある。

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背景が汚くてごめん


これがまた美味いのだ。ネーミングも良い。案の定、娘たちにも高評価だった。ただ380円の割には量が少ないんだよね。いわゆる観光地価格というものか。

 

デザートを先に堪能するという、愚行を犯すも再び先程の定食屋へと向かう。

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一部店舗前を除いて観光客はまばらだった

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ここで手を清めると若(カエル)らしい



此度は暖簾が出ていたので遠慮なく入店する。店内はカウンターとお座敷のみ。靴を脱ぐのが嫌だったので、カウンターで横並びに座る。自分はこの店の名物らしい『温玉をのっけた鶏ちゃん丼』、長女は『たぬきうどん』、次女は『ラーメン』を注文。当たり障りないメニューだと思っていたのだが…。先に長女の『たぬきうどん』が出た。それから約10分後に自分の『温玉…』が出た時点でこのタイムラグに嫌な予感がした。その後の『ラーメン』が待てど暮らせど出てこない。

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追加で頼んだ餃子の方が先に出てきた

 

あとから来た客が『味噌ラーメン』を注文していた。『たぬきうどん』が出てからきっちり40分後、やっと『ラーメン』が出たと思ったら、後から来た客の『味噌ラーメン』が立て続けに出てきた。同じ類いのメニューを同時にこなすことはよくある話だが、これにはちょっと考えがないというか「まごころ」が欠けていると判断せざるを得ない。というか、最初にケチが付いた段階でやめておくべきだった。

 

当の次女はといえば

「ラーメンは美味しかったから許す」だって。性格が良すぎるのも相手を増長させるばかりだから匙加減てのも必要だといつか教えてあげたいと思う。お情けで店名は伏せておいてやる。

 

ということで、口直しにまたしても「ゆあみ屋」に向かう。お次は『ソフトクリーム』だ。

「今日は遠慮なく食べる日でいいぞ」

と旅の冒頭で言ってしまったので、拒否ることは出来ない。

 

ここ「ゆあみ屋」の名物には『ほんわかプリン』の他に『温玉ソフト』なるものがある。娘たちは「ソフトクリームに温泉玉子なんてあり得ない!」というので、自分だけそれにした。

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グチャグチャにかき混ぜて食べて下さいと言われたので、仰せの通りグチャグチャにしてみた。

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恐らく、この方が美味しいのだろう。既にそうしてしまった以上、信用するしかないもんね。

 

そして、〆は「さるぼぼ黄金足湯」にて10分ほどのんびりと浸かり、楽しかった超大型連休もこれにて大団円を迎えることとなった。

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我ながら本当によく遊んだものだ。

 

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