氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

記憶の彼方な東ハト「オールあずき」

やっと次女が通う中学校も終業式を終え春休みに突入した。春休みってこんなに遅くからだったっけ?コロナの所為で春休みも短くなったのか?まぁ、よくわからんが自宅で寂しくゴロゴロしているだけの長女もきっと喜んでいることだろう。たまに喧嘩はするものの、妹のことが大好きだからだ。とはいえ、暇な奴が一人増えたに過ぎない。

 

どうせ暇だろろうから付き合えと、近所にある「クスリのアオキ」へと買い物に誘った。天候もよく暖かい。歩いても走っても1kmの距離だ。ならば散歩がてら歩いて行こうと誘ったのだが、当然のことながら面倒くさいとぬかしやがる。長女はともかく、お前は運動部だろ?との説諭は毛頭通用しない。結局「男梅グミ」を買ってやることで契約は成立した。

 

ってゆーか、別に無理して連れていく必要もなかったことにあとで気がついた。

 

自分の主たる目的は詰め替え用シャンプーとデンタルリンスを買うことだったので手っ取り早くカゴに入れレジに向かおうとすると、

「お父さん、これ見て。『オールあずき』だって」

と目ざとくそれを「あづ紀」が見つけて笑っている。何が面白いのか自分には全くわからん。長女「あん子」も何故かつられて笑っている。箸が転んでもおかしいというのはこの年代の女性のことをいうのだろうか?

 

「はい、はい」

と無視して通り過ぎようとした瞬間、その『オールあずき』という語感に一瞬ひっかかるものがあり、後退りしてそれを手に取りメーカーを確かめてみるとやっぱり!

 

東ハト」だった。

 

東ハト」といえば我が青春時代の思い出の銘菓「オールレーズン」の発売元ではないか。何故、それが青春時代の思い出の銘菓かという話はまぁ、いいじゃないか。思い出にも楽しい思い出とハートをえぐる様な辛い思い出があるとうことだ。

 

帰宅して気がついたら何故か部屋の机の上に「オールあずき」が乗っていた。

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副題が「濃い抹茶仕立て」だ。それも石臼挽きの宇治抹茶使用だと。そしてわざわざ「写真はイメージです」と書いてあり、中々「東ハト」さんにも奥ゆかしいところがあるんだね。ただ、買ったのはよいものの、どこか封を切るのが勿体ない気がしてそのまま食べずに寝かせておくことにした。

 

翌、日曜日の朝、つまり本日のことだが、机上を見ると封が切られて机の上に放置されているではないか!

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誰だ、食いやがったのは!はい、聡明な皆様におかれましてはもう犯人はおわかりのことと存じます。まるで記憶にない。ということは、相当に酔っていたことになる。やはりね、休みの前の日ってのは必然的にこうなっちゃうわけよ。ましてや自宅飲みだと緊張することがないから尚更ってもんやがね。ご丁寧にもiPhoneに写真が残っていたのにはけっこう笑えた。

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食べた記憶がなければ当然、味覚も記憶していないことになる。またお目にかかることがあれば再挑戦してみたいと思う。但し、次回は直ぐに食べることにしよう。

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