氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

このクッソ暑い中、焦らすんじゃねぇよ

宅の坊主が国保から社会保険に変わった。となると国保の返納をせねばならないのだが、本人は土日も仕事なので行けないという。ってことは我が家で一番、暇な男が行かされるわけだ。


わざわざ市役所にまで行かずとも、地域の支所で済ませられるらしい。受付番号は幸先よく「69」とラッキーナンバーだった。

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「番号札69番の方は窓口にお越しください」

機械的な声が流れる。


「すみません。国保の保険証を返納しに来ました」

「はい、では此方に必要事項をお書き下さい」

一通り書き終えたところで保険証と一緒に差し出す。


「では、新しい保険証とお父様の身分証明証をお願いします」

「えっ?新しい保険証が要るの?」

「はい、保険は必ず入っていただかなくてはいけないものですから、社会保険にちゃんと入ったかどうかの確認です」

「持ってきてないや」


すごすごと自宅に引き返す。坊主の保険証がどこにあるのかがわからない。日を改めるしか無さそうだ。せっかくのラッキーナンバーが無駄となったって、それってラッキーでもなんでも無かったってことじゃないの。

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午後からはまたしても長女の施設見学があった。今回は車で5分の距離にある施設だったので、ギリギリまで余裕をぶっこいていたのがとんでもなく大ハマリしてしまった。


施設名は「雛百合園」という。


「『雛百合園』やでね。間違えたらあかんよ」

と嫁がくどくどと釘を刺す。


「そんな直ぐ近くにあるのに間違えるわきゃねぇだろ」

ということで時間になり現場に向かう。ところがいつもならば玄関辺りで他の生徒や先生が待ち構えているにも関わらず、どなたの姿も見えない。改めて施設名を確認する。


「嘉百合園(かゆりえん)やんけ!」

やばっ!あと時間まで6分しかない!あわてて「雛百合園」とググる。到着まで6分と出た。もう、そこからは死物狂いよ!アクセルベタ踏みの音速のソニックでい!


ゼイゼイ、言いながら施設に向かい、遅れてきたことを施設長をはじめ皆に深々と謝罪しなんとかかんとか事なきを得た。

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然しながら此度は前回と違い、効きすぎるくらいエアコンが効いた部屋で話を聞くことが出来たのが長女にとっても良かったらしい。


「今日のところはどうだった?」

「涼しくていい」

「仕事は?」

「う~ん、わからん」

ま、そんなもんか。親としてはまぁまぁよかったかな?

 

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