氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

好きで頼んだわけじゃないよ、の@「サッポロラーメン21番」の大盛りラーメン

某SNSでアップされていた北川景子似の看護師の投稿に触発されて比較的ご近所の「サッポロラーメン21番」を夢遊病者が如く無意識に訪ねたのは昨日の昼の出来事じゃった。雨が未だザーザーと音を立て降りしきる午後1時30分と遅がけの到着だったにも関わらず、店内は満席状態で待ち客が出るほどに人で満ち満ちていた。

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テーブルは満席。表には家族連れが数組席が空くのを待っていた。

 

「だからもっと早くくれば良かったんだよ」

待たされることにうんざりしていた次女にそう言い放ったのは自分の方だ。ただラーメンを食べに行くだけにあの服、この服と袖を通しては床にならべてと中々コーディネートが決まらない。

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目の前でそれを眺めながら先にうんざりとさせられたのは此方の方だ。

 

南こうせつの「夢一夜」が頭の中でひとしきりリピートしたところでやっと自宅を出ることになる。話は変わるが高校一年生という見た目だけ初々しかった時に、中学時代の同級生と岐阜市民会館で催された南こうせつのコンサートを観に行ったことがある。その時に前座を務めていたのが長渕剛だった。つまり自分は長渕剛の下積み時代を知る証人のひとりと言えるだろう。彼もまだ若く尖っていた時で、その会場であろうことか松山千春を誹謗中傷しわずかながらブーイングを浴びていた。

 

近所だけに何度も利用したことのある「サッポロラーメン21番」だが、広くは大盛りの店として知られている。うっかり「ラーメン大盛り」などと注文しようものなら、直径40cmばかりのラーメン鉢が目の前に現れ目が点になること請け合い。炒飯の並みは普通に大盛りだし、大盛りは言葉に表すことが不可能なほどに大盛りにされる。

 

それはさておき、この店名に付くこの21番という数字に誰も疑問を抱くことがないのが自分にとってはむしろ不思議なことだ。普通に考えれば「サッポロラーメン」を冠したチェーン店の21番めと捉えることが出来る。では1番から20番まではどこにあるんだよ?なのだが、自分が知る限りでは「サッポロラーメン」はサンヨー食品の「サッポロ一番」しか思い当たらない。

 

ここからはあくまでも自分の推測だ。ラーメンに限らずうどんや蕎麦も含め、麺の太さはその切刃の番手で決まる。これは日本工業規格で決められている。恐らくこれに起因しているのではなかろうか?因みにこの工業規格には20番と22番はあっても21番という数字はない。よって他にはない、ということが盛り込まれた店名なのだという由来を勝手に作らせてもらった。もし間違いであっても「なるほど!」と思わせることが出来るこじつけとして利用して頂いても構わないが、その時は中盛でいいから1杯くらいおごれ。因みにこの店には「中」はあっても「並」はない。

 

娘たちと同じく「中」を頼んでも芸が必要かどうかは置いといて、芸がないとうものだろう。自分は周りの期待がないまでも期待に応えて「大」を注文させて頂いた。単にその違いを比較する為だけの決死の努力だ。

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とはいえ以前にも経験済みなので、完食に至るにはそれほどの苦労は要しなかったものの、トッピングのコーンを完食するにはスープが邪魔でわずかながら力及ばずだった事には敗戦の弁を述べたいと思う。

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